大切なものと言うと皆さんは何を思い浮かべますか。
仕事、家族、友達、恋人、夢など人によって色々ありますよね。
私にとっては仕事や夢が大切かなって思うんですが、もしみんながその大切なものを失っていることさえ気づかずに生きているとしたら、どう思いますか。気づかないから別に何も思いませんと言うかもしれません。でも、失っていることに気がついている人からしたら勿体無すぎるって思うんですよね。
なぜこんな話をするかと言うと、実は私たち日本人はほぼ全ての日本人が共通して失っているものがあるからです。
それが何かと言うと『日本人としてのプライド』です。
日本は開国以来、明治維新によって自ら近代化を成し遂げました。そしてその後、西洋のオリジナルを超える飛行機や空母をつくって日清戦争、日露戦争に勝利しました。これらを通して日本人は"やればできる!"と自信を獲得したのです。
ところが、その後アジアの近代化をしようとした日本はアメリカのジェラシーから第二次世界大戦に突入していきます。結果、原爆まで落とされ、さらにGHQ政策により骨抜き日本、自己否定しながら沈黙し、小さく生きる日本人になってしまったのです。
"やればできる!"の自信感がものすごいものだったから負け方を知らないし、負けるとわかっててもとことんやる。そしてその結果、徹底的に潰された。当時、日本人は世界一プライドが高かったと思うけど、そんな人間が徹底的に負かされたらどうなるでしょうか。
戦争に行った男性は、生きて帰ってくることは恥以外のなにものでもなかったはずです。だから死ぬべきだった、生きて帰ってごめんなさいと沈黙するしかなかったと思います。また残っていた女性は、生きって帰った男性を恥に思うのは当然でしょう。だから男性をバカにするようになる。
人間の人格は0から6歳までの子供のころに概ね決まると言います。だから子供の育つ家庭環境というのはその子供の人生に大きく影響を与えるんですが、先のような男女の関係が1世代、2世代、3世代と受け継がれ、父親が小さくなって沈黙して、母親がそれをバカにするような環境で育った子供が社会を形成するとして、発展的な社会が築けるでしょうか。もちろん答えはNOでしょう。
少し話が枝葉に逸れましたが、日本人として大切なものというのは、明治維新の成功からくる究極に高いプライドと、徹底的に戦争に負けて生きることも死ぬこともできない地獄の涙だと言いたいわけです。
学校では教えてくれないのでわかっている日本人はほとんどいないですが、このプライドと涙をわかることは、次の時代を日本から切り開いていく準備ができたということ。だから本当に日本人として共通に失っている当時の感情に気づくこと、これが日本人共通の大切なことだと思うのです。
令和哲学者 NohJesu 氏は、25年間一貫して懇切丁寧に日本のこのプライドと涙の話をしてくれています。
私はそのNohJesu 氏との出会いと、大正と昭和を生きた祖父の死を通して、この日本のプライドと涙に気づきました。だからこの涙を持って日本を目覚めさせること、そして新しい時代を切り開くことに人生をかけたいと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました。