最近ある有名な先生のお話を聞きました
その先生によると戦前の先生と生徒の関係性は今のそれとは少し違っていたとのことでした
どんな風に違ったかというと、なんでも卒業した生徒が社会に出ても、困ったことやわからないことがあったらその教師のもとに戻ってきて相談したりしていたとのこと
その話を聞いた時私が気づいたのは、先生ってただ学問を教える人であるだけじゃなくって、人生の先生なんだってこと
そしてさらにその先生と生徒の間の信頼関係が素晴らしいなって感動したんです
でもそのあと思ったのは、今の時代の先生と生徒の関係と比較してみたら、今は生徒が卒業してしまえばそれっきりといった感じ
在学中も頼りにされているかといえばイマイチ疑問が残る
昔の基準からみたらちょっとさみしいですね
その有名な先生のお話を聞いて気づきと感動があったと同時に、今、先生とはどうあるべきなのかということを考えてみました
それを知るためには今の時代がどんな時代で、その中を生きる私たちがどんな状態なのかを考えるところから始める必要があります
今の時代はどこにでも情報が転がっている時代です
スマホひとつあればなんでも知ることができるので、知識を教えられることには大して価値がありません
そんな中、最近の学校を卒業して社会に出た人、特に若者は何をやれば満足いく形で社会に貢献できるのかわからずいつもモヤモヤ、人間関係も情報知識が増えた分、摩擦衝突が多くなって疲れてしまう
一体何が問題なのかもはっきりせず釈然としない状態
このような結果になってしまうのは一体何に原因があるのでしようか
その原因とは一人一人の人間の観点が固定していることにあるのです
この観点固定の問題を解決して知らなくていいんだ!の状態になることで、実はまったく新しいワクワクの生き方をスタートすることができるのです
今まではこの問題提起が明確にできなかったので、教育の問題や一人一人をはじめとした社会的な問題を解決できなかったのです
何でもそうですが、問題を解決するときは必ず最初に問題を発見しなければ始まりません
その発見した問題意識がシャープであればあるほど問題解決がスムーズなのです
今の時代の先生とは、この観点の問題から知らなくていいんだ!までを教えることができ、新しい生き方を案内できる人のことなのです