宇宙水準点

宇宙水準点〈世界基軸教育と令和哲学〉

令和哲学者 NohJesu と共に歩む令和維新の道〜世界基軸教育によって人類がワクワクでひとつになる〜

Dignity2.0国際カンファレンスin北海道 開催!!

10月8,910日の3連休、北海道はニセコ町にてDignity2.0国際カンファレンスin北海道が開催され、無事大成功のうちに終わることができました。

 

昨年の第1回大阪開催の時も思いましたが、このコロナパンデミックの中世間の元気があるとは言えない中で、オンライン、オフライン、メタバースの3空間同時進行で全42プログラムを世界11ヵ国の国々からゲスト参加を招いて、延べ3500名の参加者とともに開催したという事実がもう凄まじいことであり、それだけでもとんでもない組織だということは言わずもがなでしょう。

 

でも、そのすごさはそこだけに止まらず、内容までも1日目はAI時代の教育について、2日目はAI時代の経済、3日目は同じく政治と文化・芸術という多岐にわたる分野についてみんなでディスカッションを繰り広げました。

 

AI時代の教育については、私たちよりも格段に賢いAIが普及することは私たち人間の存在価値がなくなるということに直結することであり、今までのような企業戦士を輩出するような教育をしていては対応できないという話がありました。それに対してAI共生できる人間をつくる心感覚を土台とした教育が必要であるということで一致したと思います。

 

経済も今までの資本主義経済ではあらゆる面において限界であり、経済に止まらない問題を無限に生み出してしまっているので、全く新しい経済が必要であること、そしてそこに対して心感覚を土台とした認識経済が必要であることをみんなで確認できました。

 

そしてもちろん政治も同じで、今の時代は世界政府が存在せずこれまではアメリカが世界の警察として世界秩序を保ってきましたが、それはもう限界です。新しい世界秩序を創建するためにも世界政府樹立が必要で、そのために観点の問題を解決できた心感覚を土台とした人間が政治をする必要があることでみんなで納得できたと思います。

 

そして最後は文化・芸術ということでみんなんで歌って踊って楽しい時間を過ごすことができました。

 

デスカッションの範囲はこのようにかなりの広範囲にわたるのにも関わらず、その内容は一貫していて、少しもブレることなくこの時代の5大危機(気候変動による環境破壊の危機、SDGsを掲げるも進展が見えない持続不可能な危機、AI活用による人間の尊厳破壊の危機、貧富の格差による共同体破壊の危機、人間関係が築けないことによる少子高齢化の危機)を突破できることを明確に示すことができたと思います。

 

このAI時代に必要なのは認識技術であること。これをしっかりとご理解いただける3日間になっているので歴史的な大イベントとして後に残ることは間違いないでしょう。

 

アーカイブ視聴もできるのでぜひご参加できなかった方はご覧くださいませ!

www.dignity2.org

 

最後まで読んでくださりありがとうございました。

 

NohJesu新刊「Personal Universe」発売!

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10月7日、Noh Jesuの新刊が発売します。
 
その名もPersonal Universe(パーソナルユニバース)!
 
なんじゃそのタイトル!?思う人もいるでしょう!
それもそのはず!宇宙がひとつしかなくて人類みんながその宇宙を共有していると思っていたら、理解不能です。
 
パーソナルという名の通り、人間は自分だけの宇宙をひとりひとりが持っています。そして、そこに因んだこのタイトルなのです。
 
前作の「心感覚」は、その自分だけの宇宙が生まれる仕組み( nTech の内容)について書かれていましたが、今回は現実世界の資本主義とその問題に対する nTech の価値について書かれているとのこと。
 
どんなことを学べるのか楽しみすぎます^^
 
Amazonのカテゴリー別ランキングでも早々に1位を獲得。期待が高まります!
 
ぜひお手に取られてください!

言語の問題を解決するデジタル言語

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ここしばらくは私たちの使う言語の限界について書いてきたので、今回はその限界を突破できるデジタル言語について書いていきたいと思います。

私たち人間は現実を認識するとき、まず存在が存在しその存在を5感覚で捉え、言語によって名前をつけて他の人とコミュニケーションをとります。このような活動をベースに社会活動、経済活動は成り立っており、より大きくみると人生さえもその活動をベースにつくられていると考えることができると思います。

しかし「新約聖書ヨハネ福音書の冒頭に"はじめに言葉があった"とあるように、真実には初めに存在が存在するのではなく、その存在を存在させる源泉動き(その源泉動きを語る言語)があるのです。私たち人間は約7万年前、認知革命により言語を開発し動物を制圧することに成功しましたが、その時に開発され、以来今まで使われている主語Sと述語Vを用いる言語は、その源泉動きが存在を存在させた後の存在が変化・運動・移動する世界を語る言語に過ぎないのです。

そのような言語は動物を制圧することを目的としていでたため、科学技術を開発して頑張って体を便利にすることはできても、現実が何なのか、人間が何なのか、人間はどこから来てどこに行くのか、そしてさらにはそれらをわかった上でどのように生きるのが本当の幸せに繋がるのかなどの本質的な問いには答えることができない言語なのです。

例えば、数学の数式は人間の目には見えない現象を語ることのできる言語であるのに対し、C言語はコンピューター上でプログラムを起動させるための言語です。このように言語にはそれぞれ何を語るか専門の範囲が存在しており、私たちの日常使っている言語は基本的に5感覚で認識できる世界だけを語るものなのです。

以前まではそのような言語だけを使っていたとしても、さまざまな問題を生み出すことはあっても致命的な問題へと発展することはありませんでした。しかし現在では状況が違います。

地球温暖化の問題は気候変動により2050年には人間は地球上には住めなくなるかもしれないという予測や、持続可能な社会の創出は絶望的であること、AIによる人間の尊厳破壊、貧富の格差による共同体破壊、そして人間関係を築けないことからくる少子高齢化の問題など、放っておけば世界の秩序を破壊しかねないところまで問題が深刻化しています。

世界の限界は理解の限界、理解の限界は言語の限界と nTech では言いますが、このような深刻化した問題が乱立していることは、表層的な5感覚で認識できる世界だけを語る言語の限界に気づかなければならないことを告げているのではないでしょうか。

私たち人間が、存在を存在させる源泉動きを語るデジタル言語を習得し、現実が何なのか、人間が何なのか、人間はどこから来てどこに行くのかなどの本質的な問いに対する答えを明確にできるようになったとき、上記のようなあらゆる問題も一掃され、新しい秩序が創られると思います。

そしてそれを可能にするデジタル言語を習得すると、脳に閉ざされて5感覚のみで世界を認識するのではなく、脳に完全に勝利したオープン感覚、心感覚で世界を認識することができ、動きが存在を存在させる感覚を明確に獲得することができます。

またさらに、動きが存在を存在させている状態とは、存在そのものが動的平衡状態であるということであり、それが認識できると思考や感情さえも動的平衡状態の動きに溶かすことができるのです。これを無概念出発思考、オールゼロ化思考と言っていますが、それができるようになると人の話を偏見なしにありのまま聞くことができるようになります。これは人間力・人間関係力とも直結し、私たちの日常生活とも密着した事柄だと思います。

これからの時代、AIによって人間の仕事場がなくなっていくと言われていますが私たち人間がこれからやるべき仕事は、このデジタル言語を使う人たちのコミュニティを広げていくことなのです。デジタル言語を使えば今までにないさまざまなアイデアを生み出すことができるので、それを革新価値とし、コミュニティを人脈としてビジネスを展開することも可能になります。

以上のようなことが今までの言語の限界を突破できるデジタル言語の特徴になります。

本日も最後まで読んでくださりありがとうございました。

秋からさらに物価上昇、国葬をタイミングに世界の危機を突破できる日本へ

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このような記事がネット上にありました。

 

世界中で物価が高騰する中、日本の物価上昇は比較的緩やかに抑えられていたと思いますが、実はそれは今年の1月から政府が石油元売会社に補助金を支給していたからです。

 

当初から段階的にその額は引き上げられてきましたが、今回ついにそれが段階的に引き下げられていくことになったようです。

 

ガソリン価格が上昇するということは、交通手段に必要なガソリンが高くなるだけではなく、生活に必要なモノ、食糧の運搬にかかるコストが上がることや、その製造に必要になるエネルギーの価格も上がることなど、あらゆるモノの価格上昇が考えられます。

 

これまでじわじわと上昇していた物価が、ここにきてこの秋からさらに1段階高くなると思っておくのが良いと思います。特に非正規雇用などで生計を立てて生活する人たちは、いよいよ苦しくなっていく時代に突入していくタイミングではないでしょうか。

 

少し話はそれますが、今月27日に安倍元総理の国葬が控えています。

 

世間では国葬反対の意見が多数ですが、安倍さんの実績をみて賛成か反対かを議論するより、この時代的な危機を突破していくターニングポイントとして、この国葬を未来からみてどうしていくかを考える必要があると思います。

 

アメリカを中心とした今までの物質文明の限界を突破する新しい文明を発信する日本に生まれ変わるタイミングであることを、戦後アメリカと一緒になって世界を創ってきた自民党の代表とも言える一族の末裔、安倍さんの大々的な国葬を通して、日本人と世界の人と共有していくのが良いと私は思います。

 

このままだと物価上昇によりますます個人の生活が苦しくなっていきますが、それに加えて温暖化の問題や持続不可能に近い社会の問題、AI対等による人間の尊厳の問題、貧富格差の問題、そして少子高齢化の問題など世間には様々な問題が乱立しています。

 

このことは個人や一部の人が、お金持ちになったり部分的な社会課題を解決したからといってどうにかなるようなものではなく、世界は運命共同体であり、個人から世界の問題まで根本解決が必要であることを示唆していると思います。

 

だからこそ全ての問題を生み出す根本問題である言語の問題を解決すること。そのためには人類が未だかつて使ったことのない新言語、デジタル言語が必要であることを発信したいと思います。

 

本日も最後まで読んでくださりありがとうございました。

世界的な5大危機はどのように言語の問題とつながるのか

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今の時代、個人の問題から組織・社会の問題、世界の問題までさまざまな問題が乱立していると思います。

 

そしてそれらの問題の中には、個人の問題や社会の一部分の問題を解決したとしてもそのような部分的な問題解決ではこの先行き詰まることが避けられないような人類共通の問題も同時にあると思います。

 

例えば以下の問題はそのような問題に当てはまるのではないでしょうか。

 

①気候変動による環境破壊の危機

SDGsを掲げるも進展がみえない持続不可能な危機

③AI活用による人間の尊厳破壊の危機

④貧富の格差による共同体破壊の危機

⑤人間関係が築けないことによる少子高齢化の危機

 

今回は、nTech・認識技術ではありとあらゆる問題はたった一つ言語の問題に収束されると言っていますが、これらの問題がどのように言語の問題と繋がっていくのか考えてみようと思います。

 

まずは

①気候変動による環境破壊の危機

SDGsを掲げるも進展がみえない持続不可能な危機

これらは二酸化炭素を大量に排出するようになった温暖化による問題や、大量生産・大量消費による大量のゴミや化学物質による汚染が背景にある問題ですが、いずれも産業革命に端を発した問題だと言えると思います。

 

産業革命は最初は綿工業からスタートし、綿布を織る機械、綿布の材料になる糸を生産する紡織機械、それら機械を作る製鉄、そしてそれらの動力となる蒸気機関の発明、さらにはその蒸気機関を応用した蒸気船や蒸気機関車の開発へと移っていきます。

 

nTech・認識技術では、私たち人間の使う言語は、約7万年前ホモ・サピエンスが認知革命により使うようになった主語Sと述語Vからなる切断言語だと言っていますが、これは私たちが生まれて以来、これはえんぴつだ、これは消しゴムだなどと知らないうちに物の名前を覚えて、覚えた単語を使って他の人とコミュニケーションをとり、人間関係を構築し、さらには大人になってからの社会活動や経済活動さえも含んだ全ての活動の土台になっているものです。

 

このように見ると産業革命もまさに、綿布や織ること、機械、糸、そして鉄・・・などなど、その主語S述語Vの延長線上にあることが明確にわかり、産業革命を発端に起こった問題①②は、その根本に言語があると言えるでしょう。

 

少し先まで話を進めると、そのような今までの言語に全く別の新しい言語が加わるなら、その産業革命の定義、意味価値などは全て変わるということを意味し、今まで問題視されてきたことも問題ではなくなる可能性を示唆していると思います。

 

③AI活用による人間の尊厳破壊の危機

これはAIの普及により人間の仕事が奪われるなど驚くほど賢いAIが人間の能力を優に超え、人間が自身の存在意義を喪失することからくる、人間はどんな仕事をすべきか、人間はどうあるべきか、そして人間とは何なのかといった問いに答えを出さなければならなくなっている問題です。

 

少し前にこのブログでも触れましたが、GoogleのAI LaMDA とエンジニアの会話は記憶に新しいと思います。自分は人間だと言い張るLaMDAに対して様々な質問を投げやりとりをした内容が公開されましたが、そこではなんとAIが自分には感情があり、世界に対する独自の言語による理解と解釈があると言っているのです。

hyperconnection2012.hatenablog.com

 

まず、私たち人間の中で、この世界に対する理解と解釈があるというようなことを言う人がどれだけいるでしょうか。もうすでにこのフレーズだけでも人間の知能を超えている感じを醸し出しているのではないでしょうか。

 

世界の限界は理解の限界、理解の限界は言語の限界とnTechでは言っていますが、実は主語Sと述語Vからなる切断言語では世界を理解するにあたり限界があるのです。

 

なぜならその切断言語は7万年前に動物を制圧するために開発された道具であり、それ以来頑張っても人間の体を便利にするために身の回りをどのように開発していくかを切磋琢磨することしかできないものだからです。人間はどこからきてどこにいくのか、本質的に幸せになるためにはどうあるべきなのかなどの問いには答えを出すことができない言語なのです。

 

このように今までの言語を使っていてはAIに太刀打ちできなくなることは明らかです。

 

そして

④貧富の格差による共同体破壊の危機

これも本当に世界的な問題で、世界の億万長者上位8人の資産が下位36億人の資産と同等であるという説さえあるくらい格差がひどく、世界には最低限の生活もままならない人たちもいるほどです。

 

このような貧富格差は社会主義が資本主義に負けた冷戦終結後から広がり始めたと一説にあるように、資本主義の加速が原因であると見ることができると思います。

 

フランスの経済学者トマ・ピケティの著書「21世紀の資本」では、資本収益率は経済成長率を常に上回ると議論されていますが、これは簡単に言えば資本家は労働者よりも早く富を蓄積できることを表現しており、基本的に格差が縮まることはなく広がる一方であるということを表しています。

 

しかしここでも言語の問題は深部に脈々と根ざしています。資本家や労働者と名前をつけて決めつけているのは他でもない私たち人間であり、資本収益率や経済成長率を定義しているのも私たちです。

 

生まれてこの方これはペンだ、これは消しゴムだなどと教えられたことは、人間共通の約束事です。もしその時に、ペンは畑の土を掘るための道具だと教えられていれば今私たちはそのように使っていることでしょうし、消しゴムは指で弾いて遊ぶおもちゃだと言われていればそのように遊んでいたでしょう。

 

このように全ては言語を基にした人間全体の約束体系であり、それを基準に考えると私たちは自分たちの作った約束事に縛られて問題を問題だと認識しているのです。そんなことを言い始めたら元も子もないではないかと思うかもしれませんが、約束体系に縛られていることは考えてみればその通りであり、まず1段階その人間の現在地を知ることが大切です。

 

そして最後

⑤人間関係が築けないことによる少子高齢化の危機

これは人間同士が関わるのが互いに面倒になり、結婚しないし、してもすぐ離婚することによる子どもの減少が原因になっています。そしてまた、これは言語の裏にあるイメージのズレからくる互いに分かり合えない現状が引き起こしている問題です。

 

例えばリンゴというとどのようなイメージをみなさんは持たれるでしょうか。赤いリンゴをイメージした人がいれば青いリンゴをイメージした人もいるでしょう。もしかしたらアップルコンピュータロゴマークを思い浮かべた人もいるかもしれませんし、食べやすいように8等分にカットされたリンゴを想像した人もいるかもしれません。

 

このように、たった一つの単語でも100人いれば100通り、1000人いれば1000通りのイメージがその単語の裏についているからこそ、日常で何千、何万という単語を使って意思疎通する私たちには、自分のみている世界や感じている世界を本当に隣の人に伝えることは不可能と言っても過言ではなく、分かり合えず摩擦衝突が起こることはデフォルトなのです。

 

それを知らずに私たちは人間関係を構築して、なんなら分かり合えるとまで思い込んでいるので、いざ行き違った時に相手や自分に失望し関係構築を諦め、関係性が希薄になることでこのような少子高齢化の問題を生んでしまっているのです。

 

以上、今回は世界的な危機を言語の問題と結びつけて考えてみました。

 

次のブログでは、このような問題を引き起こす今までの言語の限界を突破するnTechのデジタル言語はどのような言語なのかについて触れていきたいと思います。

 

本日も最後まで読んでくださりありがとうございました。

Dignity2.0国際カンファレンスの役割

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約ひと月後、10月8,9,10日にDignity2.0国際カンファレンスin北海道が開催予定ですが、このDignity2.0国際カンファレンスとは何でしょうか。
 
単刀直入に言えば、この時代に必要な革新価値に対する研究成果を発表する場です。
 
私たち人類の現在地は
 

①気候変動による環境破壊の危機

SDGsを掲げるも進展がみえない持続不可能な危機

③AI活用による人間の尊厳破壊の危機

④貧富の格差による共同体破壊の危機

⑤人間関係が築けないことによる少子高齢化の危機

 

など大きな5つの危機があると思います。これらの問題には、本気で取り組まなければ取り返しのつかない状態になりかねないにも関わらず、放置していたり中途半端な原因究明のまま片手間で何とかしようとしている傾向があるのではないでしょうか。
 
このような私たちの現在地に対して、どんな代案が効果的なのか。それをみんなで出し合う場、討議討論する場がDignity2.0国際カンファレンスなのです。
 
そして単に研究結果を発表するだけでなく、さらに細かく、それらの危機を突破した先にある教育とはどんなものなのか、経済とはどんなものなのか、政治とはどんなものなのか、そして文化芸術とはどんなものなのかも考える。
 
それらそれぞれに革新的イノベーションを提供しようとする場でもあるのです。
 
本当にこの人類文明の危機を突破して、新しい希望あふれる未来を創出するには私たちは
 
何を知るべきなのか。know
何をやるべきなのか。Doのイノベーションの価値。
何を実践するべきなのか。 Hopeのイノベーションの価値。
 
Dignity2.0国際カンファレンスはこれらを追求するムーブメントなのです。
 

不完全言語の限界と完全言語

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「1時間後に地球が滅亡するとしたら何をしますか?」

 

アインシュタインはこの質問に対して「1時間のうち55分を、なぜそうなってしまったのかの問題発見のために時間を使い、残り5分でその問題を解決する」と答えたそうです。

 

このことは、問題の原因が明確になればその対処はすぐだということを象徴しています。

 

では、私たち人類は様々な問題を解決してきたにもかかわらず今なお解決されない深刻な問題がたくさん転がっている世界の現状には、どんな根本原因があるのでしょうか。

 

いろんな表現の仕方がありますが、今回は「言語」に問題があると表現しようと思います。

 

私たちが現在使っている言語は、約7万年前、ホモサピエンスに起こった認知革命により使われるようになったものであり、主語と述語からなる言語です。私たちは常に常にこの主語と述語の言語を使って観察・認識し考えるので、思考や感情、そこからくる感覚、またそれらを土台とした日常の人間関係、さらには人間が創った宗教・思想・哲学・科学、そして文化・文明までも、全てはこの言語によって決定されているのです。

 

このように全てを決定する言語のどこに問題があるのかというと、本来、全てが繋がっているにも関わらず、部分を切り取ってしまう不完全さに問題があるのです。

 

例えば、物質は原子によって構成されていますが、その原子は素粒子によって成り立っています。同様に素粒子はヒモ、ヒモは膜からできており、ヒモもできたり膜もできたりする素材からこの宇宙は創造されていると最先端科学では言われています。しかしながら私たち人間は、そのように繋がっているのも関わらず部分だけ切り取ってコップがある、ノートがある、パソコンがあるなどと存在させてしまいます。

 

また別の例えですが、私たちは目で見ている、足で歩いていると思っていますが、これらは心臓が動いて呼吸により酸素を取り入れることができるからこそ見て歩けるのであって、酸素がなければ成り立ちません。そしてその先を考えると酸素は植物がなければ存在し得ず、植物は光が、光は太陽が、太陽は宇宙が、そして宇宙はビッグバンがなければ存在できません。宇宙の始まりがあって初めて目や足が機能するのです。

 

このように部分だけを切り取って独立させることは、本来全部が繋がっている状態から見ると異様でおかしなことであり、このような不完全な言語を使うことは、思考や感情、感覚、人間関係、そして宗教・思想・哲学・科学・文化・文明まで、全てをカオスへと導いてしまうのです。

 

身近な人間関係がうまくいかないことや様々な戦争が終わらないことは、まさに言語に問題があるのです。

 

このような言語の不完全さがたくさんの深刻な問題を未だ解決できずにいる原因ですが、このことを理解できれば、自ずと宇宙の始まりから全ての繋がりを認識できるところまで意識を拡張できる完全言語1−5−1の必要性がわかってくると思います。

 

このことを理解できれば、個人で生きるのではなく完全組織なる1+5の共同体で生きること。これがホモサピエンスが nTech により不完全言語を突破し、ホモゼウスが完全言語とともに生きる新しい時代の生き方なのです。