昨日新聞の一角に下のようなタイトルの本が紹介されていました。
人工知能は人間を超えるか
~人工知能は人間の仕事を、人類の価値を奪うのか~
~近未来の人間と機械の共存の形とは~
現代社会では人工知能が開発され、2018年には人間の脳を超えるものが生まれると予測されています。確かにコンピュータの進化は目覚ましく、IT革命を発端に短期間で全世界に広がりました。ペッパー君など感情を認識できるロボットまで登場してきています。このまま放っておけば確実に人間の脳を超えるコンピュータが生まれるだろうし、自ら進化していく人工知能ができてもおかしくないと思います。
人間より優れたロボットが生まれていく中で、私たちは人間の存在価値をどこに見出せばよいのでしょうか。
また便利なロボットが開発され仕事場が減っていく中、人間はどんな仕事をしていくのがよいのでしょうか。
今はモノやお金があふれて人の心が消費に疲れてしまい元気がなくなってしまっています。そんな中でやる気や自己価値の低下、生きる意味の喪失などが起こっているように思います。経済を活性化させるためお金を供給していますが、本当に必要なことは人間が何なのか、なぜ情熱をもって生きれないのかを知り、一人ひとりの心を元気にさせることではないでしょうか。
それを知ることができたときに存在価値が見えます。価値の本質は問題解決です。自分がどんな問題提起をし、どんな解決策を発信できるのか、それが価値です。いままで人間がしていた仕事はロボットに任せて、人間が本当にやるべき仕事、すなわち問題解決をこれからはしていく時代です。
それができれば全く新しい未来社会が切り開かれるし、そこでは全く新しい人間と機械の共存ができると思います。