最近手紙代筆ロボットに関する記事を読みました
なんでも人生の中のさまざまな場面で必要とされる手紙をロボットが代筆するというもの
自分の書く文字も登録できて、自分がペンや毛筆で手書きで書いたように仕上がるとのこと
私、手書きで手紙を書くことは嫌いじゃないのですごいなぁと感心しました
だけどその反面、手紙って相手に気持ちを直に伝えられることによさがあるのに、それをロボットがしてしまうとそのよさがなくなっちゃうなぁという思いもあったのです
だから複雑な気持ちにもなったのです
今までは人は離れている人に対してはそういった直筆の手紙とか、オフラインで顔を合わせる人とはリアルタイムに共有共感することで、心の交流をしてきたと思います
だけどインターネットが普及し始めてからは時空間の壁を簡単に越えられるほど便利になりました
その結果逆に手紙や実際に顔を合わせての交流は、手間がかかると思われるようになったのか、少なからず衰退する傾向にあるのではないでしょうか
現段階ではまだそんなにひどくはないけれど、これからのAIの進化とかもっと科学技術が進化していくのは目に見えるから、さらに人と人との心の交流は減っていく
そんな思いが出てきて大丈夫かなぁと気になるわけです
だって人は人との繋がりがあってこそ充実した毎日を送れるものだから
そしてさらに、もう一歩先まで考えるなら、たとえばさっきの手紙の例
綺麗な文字を書くためには時間をかけて練習を重ねていく必要があります
そうして書けるようになった綺麗な文字は、その人にとっての1つのステータスになるわけです
そしてそのステータスに想いがあればあるほどそれは本人にとって誇るべきものになるし、さらに生業とするくらいになれば自らの尊厳にもなってゆくものなのです
そうであるにもかかわらず、手紙代筆ロボットが登場してひょひょい ♪ と書いてしまったらどうでしょう
そんな尊厳はいとも簡単に破壊されてしまいます
特にそれを生業とする人だったら途端に自分の存在意義を失ってしまうでしょう
今回は文字を書くことにフォーカスしていますが、それ以外のことでも同じことが言えます
人間が想いと時間をかけて獲得してきた尊厳が、AIが普及するにつれどんどん破壊されていく
そんな現在地に立つ私たち人間は、この先どうしたらいいのでしょうか
それを考えるために、まずは今まで人間はどんなことで尊厳を感じてきたのかを考えてみたいと思います
先ほど手紙の代筆の例でも書きましたが、
人間は生きる中で想いと時間をかけてひとつのことを成し遂げたとき、それらの度合いに応じて尊厳を感じできたのです
そしてさらにその尊厳がその人間の生きるエンジン、モチベーションにもなってきたのです
ここでポイントとなるのが尊厳を感じる基準です
ひとつのことを"成し遂げた"のなら尊厳があり、"成し遂げてない"のならそれはない
要は条件付きの尊厳だということ
だからその条件が変わって、もっとすごいことを成し遂げるAIが現れると、その人間は途端にその尊厳を失ってしまうのです
結果、生きるエンジン、モチベーションも喪失してしまうのです
人間はAIに勝てないから自らの尊厳を守るためには、無条件で尊厳を感じられる存在になるしかありません
相対的な尊厳はAIの登場によって破壊されるけど、絶対的な条件なしの尊厳ならなににも破壊されようがないということです
だから今の時代を生きるのであれば絶対尊厳は必要不可欠なのです
この絶対尊厳を獲得できれば、自然に完全無欠の生きるモチベーションも獲得でき、前半に書いた人と人との心の交流も、次元の違ったもっともっと深いレベルでできるようになるのです
nTech はこの絶対尊厳をみなさんに案内する教育なのです