職場の雰囲気の変容がメンタルの問題を引き起こす大きな原因の1つだと話す産業医の記事を読みました
その産業医によると昔の職場は、いつも「ワイワイガヤガヤ」していたそうです
あちらこちらの机で電話が鳴り、それに負けじと声を張って話す
仕事のやり方も、チームプレーが主流だったと
仕事に対する会話の量が多かったから互いの仕事の進め方もよくわかる反面、拘束もあり、上下の関係もはっきりしていたとのこと
また「ワイワイガヤガヤ」の内容は、仕事のことばかりではなかったそうです
社内の噂、休日のゴルフの自慢、仕事後の麻雀や飲み会の相談など
なかには違う部署の人までがふらふらと入ってきて、上司の愚痴をこぼしたり
そんな風に仕事のことからプライベートのことまで様々な雑談があったそうです
一方で今の職場といえば、「し〜ん」
仕事の仕方もチームプレーから、仕事内容や待遇などを上司と面談で決め、あとは個人ベースで進めていくようかたちになったとのことでした
こういった変化は時代の変化とともに何が変化したから起こっているのでしょうか
それは身の回りがより便利になったことだと思います
固定電話ではなく携帯電話やスマホ、PC、インターネットなどの普及と進化がその背景にあるのではないでしょうか
昔なら電話やインターネットは有線で社内で使っていましたが、今や無線が主流
外にいても仕事はできてしまいます
そういった背景から人と人の距離が疎遠になって、雑談などの交流も減ったと私は思います
このような変化は科学技術の進化によるものなので、ある意味で仕方なく止めようがないものでしょう
でもだからといって、こういった変化が引き起こす個人のメンタル的な問題や社会問題を放っておくことはできません
では止めようがなく進化していく科学技術に対して、どのような処方ができるのでしょうか
それは、いままでが体の外の進化だとしたら、体の中の進化、すなわち人間そのものの変化です
メンタル的な問題や社会問題などさまざまな問題が顕著になり、みかたによっては進化した科学技術の産物に振り回されているというようにもとれます
だからそれに振り回されるのではなく、うまく共存できる人間になることです
そのためには人間の認識がかわること
認識が変わって周りの人との人間関係から仕事のあり方、日常の生活までが新しいものになること
nTech ではそんなひとりひとりの認識の変化から出発して人と人との関わり方から日常の仕事のあり方までの変化を案内しています