このところ毎月開催している知のB1 ブックダービー。一見令和哲学を使いながらやるお遊びのように見えてしまいますが、これにはどんな意味価値があるのでしょうか。
今回はこの知のB1 ブックダービーの意味価値について、今の世界情勢をみながら考察したいと思います。
まず、ここ数年の世界といえばコロナパンデミックが最初に思い浮かびます。
このコロナコロナパンデミックにより、世界中で500万人もの人が亡くなっています。
日本ではその感染拡大は一見収まってきているように見えますが、欧米ではワクチン普及率が高いにもかかわらず、また感染が拡大しているようです。一説によると、来年の3月までにさらに50万人の人の命が危険に晒される可能性さえあると予測されているそうです。
人類が今まで進化させてきた科学技術を持ってしても、このようにウイルスのひとつも制御できないということは何を意味しているのでしょうか。
それは私たち人類の、お金を土台とする幸せを追求した生き方の薄っぺらさや、今まで学んできた知識技術の浅はかさの露呈だと私は思います。もちろん資本主義社会や科学技術は私たち人間に多大な恩恵をもたらしたことは否めません。しかし、その裏側にきているしわ寄せも無視できるものではなくなっていると思います。
このコロナパンデミックで亡くなった多くの方のことを想えば、この世界3次戦争に匹敵する歴史的大事件が去った時にはどんな文化や文明を創るべきなのか。このことは、やはり考えなければならないと思います。
運命共同体である人類が500万人死に、さらに数十万人が死ぬ可能性があるという状況に対して、今を生きる私たち一人ひとりが自分とは関係ないとか、何も考えずに昨日、今日、明日と何も変わらない時間を繰り返しをしていてはいけないと思うのです。
哲学的に言えば、この2021年は人類史上最も寒い冬にあたります。家の外がマイナス50度だと思ってください。外に出たら命が危険に晒されますよね。今は家の外に出てあちらこちら行くべきタイミングではないのです。家の中でしっかり自分の意思決定構造や、人間とは何なのか、生きることとは何なのか、この現実が何なのかといったことを整理整頓しなければならない時なのです。
そしてそれらをわかった上で、私たち人類は全く新しいライフスタイルにジャンプアップしていかなければなりません。
このように、このコロナパンデミックが大流行している2021年というタイミングは、全体が大きく変化しなければならない濃度の濃い時なのです。このような時に世間ではどんな出来事がどんな観点で解析されているのか、その情報に触れることはとても大事なことだと思います。
だからこそ知のB1 ブックダービーでは、さまざまな本を取り上げながらその内容をみんなでシェアするということをしているのだと思います。
そしてさらに、普通に生きていては気づきにくい絶望とも向き合うことが必要だと思います。その絶望とは、私たち人類が生きる現実世界で、何の根拠もなく頑張れば幸せな人生を送れると思っていることは傲慢であるということ。
違う言い方をすれば、人生が幸せになるものだと期待することが、いかに間違っているのかということ。このことをわかって本当の幸せを掴むためには何が必要なのかを追求する必要があります。
人類が長らく後回しにしてきた、本当に解決しなければならない問題があるのです。その問題が何なのか、そしてどのように解決すべきなのかなど、深い哲学的恣意をすることが大切なのです。
このことについて関連する記事があるのでよかったらこちらもお読みください。
hyperconnection2012.hatenablog.com
本日も最後まで読んでくださりありがとうございまいた。