みんなさまこんにちは。
今日は引き続き、スッタニパータ犀の角の解析をしていきたいと思います。今なぜスッタニパータを解析するのかはこちらに書いているので、気になる方は足をお運びください。
hyperconnection2012.hatenablog.com
では前回の続きから始めていきます。
71.音声に驚かない獅子のように、網にとらえられない風のように、水に汚されない蓮のように、犀の角のようにただ独り歩め。
獅子はライオン、蓮は釈迦の生きた当時、身の回りの至る所にあった特に珍しくもない蓮の花です。
何を伝えたかったかというと、ライオンが音に驚かないように、風が網にかからないように、蓮が沼の水にも汚されないように、影響を受けることなく、何事もないかのように、どんな環境でも美しく、自分自身の行くべき道を行きなさいということだと思います。
nTech では、今この時代に日本が世界に何を発信するのかが大事だと言っています。そして、ここぞというタイミングでいろんなことを気にしてしまって発信しないというのは、日本が世界を統一していくチャンスを逃す事になるのだと。だからどんな状況でも発信することだと言ってます。
そのように、条件状況に囚われることなくやるべきことをやり続けること。nTechではこのように解釈できると思います。
72.歯牙強く獣どもの王である獅子が他の獣にうち勝ち制圧して振る舞うように、辺地の坐臥に親しめ、犀の角のようにただ独り歩め。
歯牙はそのまま獣の牙の意味。辺地は釈迦が出家して行った先、王宮を都とするならそこから遠く離れた僻地。坐臥は座ることや寝ることなどから日常の意。
しっかりした牙を持った百獣の王ライオンが、他の獣に勝って堂々と振る舞うように、都を離れた僻地で周りを気にせず日常を送って、自分の道を行きなさい、といった意味でしょう。
釈迦は王宮にいたとき、父親をはじめとする親族や周りの人間に出家をさせないようにされていたと記録があります。だから自分が決めて出家しようとした時、当然周りに止められたと思います。しかし、それらの人たちを説得して後腐れなく出家したように、何も気にせず僻地での日常を送りなさいと詩っているのでしょう。
nTech でも同じように、何かをするときに他のことを気にしてしまうのではなく、堂々と今すべきことに一点集中することだと言います。
日常やることのパフォーマンスを向上させることができることは、現代を生きる私たちにとって様々な場面で役に立ちます。そのような意味でも、nTech を日常で応用活用することができると思います。
本日も最後まで読んでくださりありがとうございました。