宇宙水準点

宇宙水準点〈世界基軸教育と令和哲学〉

令和哲学者 NohJesu と共に歩む令和維新の道〜世界基軸教育によって人類がワクワクでひとつになる〜

日本文明の役割とその2021年

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人間は脳の観点に固定された状態で700万年間生きてきました。

 

その結果、現在ではその脳の観点固定の象徴として、世界で共産主義vs自由主義の対立と米中覇権戦争・半導体戦争が繰り広げられています。

 

だから私たち人間一人一人の考え・感情・言葉・行動・人間関係や、個人の人生、家庭、企業、国、世界、未来、そしてそれらのさまざまな問題など全ては、この共産主義vs自由主義の対立構造の上に乗っていると言えます。

 

現在進行中のロシアとウクライナの緊張状態や中国と台湾の関係性は、まさにこの共産主義vs自由主義の対立の最前線そのものでしょう。

 

このような緊張状態が一時的に緩和されたとしても、この対立構造の根本的な解決には至らず、私たち人間が自分たちの可能性を無駄に潰すことがこの先も続いていくと思います。

 

そしてそれだけにとどまらず、このような対立がこの先も続くと核戦争や、ドローンやAIによる戦争、さらなる環境の破壊、そしてすでに起こっているようなコロナパンデミックなどの災害が次々に起こり、未来は物質文明の終焉を迎えてしまうのではないかと思います。

 

だから脳の観点に固定された共産主義vs自由主義の対立構造の時代から、脳vs心の時代へと移動させていく必要があるのです。

 

そしてこの脳vs心の対立構造へと戦いの性格を変えていく主導権を握るのが、紛れもなく日本文明なのです。

 

では、そんな日本文明にとって2021年はどんな年だったのでしょうか。


まず2021年は日本にも世界にも哲学的に一番寒い冬だったと言えるでしょう。その象徴として、コロナパンデミックにより530万人の人々が亡くなりました。

 

そんな2021年で最も印象に残ったのは東京オリンピック開催の決断だったと思います。オリンピックを開催するか否か、その行方に世界中が注目した瞬間でもありました。

 

オリンピック開催によって日本で変異株が生まれるようなことが起こると、世界に対して責任を取らなければならなかったと思います。また感染拡大に対する危機意識から、開催直前まで日本の中でも80%の人が開催反対の声をあげていました。

 

しかし、だからと言って中止にしてしまったらそれはそれで問題があったと思います。パンデミックを恐れて逃げたと日本のプライドが傷つくし、4年間準備した選手たちを失望させてしまう。

 

決行は決行で反発があったし、中止は中止で問題があった中、結果的に開催に踏み切ったことはよくやり切ったと思います。

 

菅首相が「止めることは楽だし簡単だけど、日本は挑戦するんだ」と素晴らしい決断と覚悟で決行させたことは、世界中の人たちに希望を与えたと思います。1年以上も続くコロナパンデミックで疲れ切り「もう無理だ」と思っている人が多い中、オリンピックで頑張る選手たちの姿や物語、喜び、そして楽しみは意識的にも無意識的にも多大な貢献をしたと思います。

 

この開催によって日本は多額のお金を損したかも知れません。一説にはその額2兆円とも言われていますが、その一方で、パンデミックの中でもやり切ったという自信感など、無意識で非常に大きなものを得たのではないでしょうか。

 

また全世界がオミクロン株で騒いでいる中、イギリスでは1日10万人や韓国では1日1万人の感染者が出ているのに、日本は100人程度で留まっていることを考えると集団免疫の獲得に成功したと見ても良いでしょう。これもオリンピック開催と関係があると思ってもいいと思います。

 

このような結果は、今後世界3次戦争であるコロナパンデミックが終息した時に、全世界をリードしていく日本文明の可能性を明確に知らせた大事件になるのではないでしょうか。

 

だから日本からみると、2021年は覚悟と決断によるチャレンジのスイッチを入れた年だったと思います。

 

来年2022年は、明治維新の完成に向けた更なる大きな一歩を踏み出し、強固な土台を構築していく年になると思います。そのような大変革が起こっていく1年をみなさんと一緒につくっていけたら嬉しいです。

 

本日も最後まで読んでくださりありがとうございました。