この時代の問題というと、みなさんはどんなことを挙げることができるでしょうか。
以下に私と仲間が挙げたことを一部引用してみます。
まず人間が何かがわからないことや、経済において今年スタグフレーションが起こる可能性があること、世界の自由主義と共産主義の対立の構図、情報の氾濫による整理整頓の不可能なこと、人生諦めの極み、1億総ゾンビ化、資本主義崩壊、少子高齢化、生きる目的の不在、合わせることに疲れる人間関係、生きることに精一杯の人生、貧富の格差、絶対的価値の不在、孤独、リーダーシップの不在、環境汚染、地球温暖化、偏った情報による個人主義の強化、そして持続可能な産業の不在などなど。ごく一部を挙げただけでもたくさんあります。
今まではこのような問題に対して、例えば情報の整理整頓に対しては情報リテラシー技術の提供や、リーダーシップの不在に対してはそのための勉強会の開催など、私たちは各々個別にアプローチして解決しようと試みてきました。
しかしながらそのように必死になってやってきたのにもかかわらず、私たちには未来にそれらの問題を解決していける兆しは見えているのでしょうか。
多分、部分的に解決できる問題はたくさん出てくるでしょう。しかし、アインシュタインは「いかなる問題もその問題を作り出した同じ意識によって解決することはできません。」と言っています。何が言いたいのかというと、部分の問題を解決してもその分だけ違うところで問題が発生してイタチごっこになってしまい、根本的な解決には至らないのではないかということです。
それはすなわち、今までの意識レベルで問題を解決しようとすること自体に問題があるということでもあります。
では、これらの問題たちを本当に解決するカギとは何でしょうか。
その解決のキーワードは「理想出発」です。
これは問題を生み出す現実思考出発で解決策を探るのではなく、問題が一掃されている理想思考から考えるということです。
令和哲学には「初めにないものは終わりにもない。」という言葉がありますが、今ある問題が例えば2年後に解決するなんてことはあり得ないのです。今ここ解決しなければ永遠に解決は不可能なのです。
このことを今ここ刹那という表現をしていますが、解決のためには例えば 0.00000000001 秒の一瞬の間で完全完璧な状態になることが必要なのです。逆にいうなら 0.00000000001 秒の一瞬の間でさえ変化できないのであれば、2年や3年かかることを変化させることは無理だということです。
だから今この瞬間に変化させることができることを変化させること。
それは存在しないはずの現実を存在させて必死に解決しようと躍起になるのではなく、現実があることと現実がないことをイコールにする仕組みを理解することです。
この現実があることと現実がないことをイコールにする仕組みは以下のブログでそのイメージについて部分的に触れているので、よかったらお読みください。
hyperconnection2012.hatenablog.com
そしてその仕組みの理解とは自分の認識を変化させることと同義です。この自分の認識を理想思考にセッティングして、過去のイメージから自由になって楽しくやること。そうすることで現実思考から見たら山積みの問題も自然に解決していくことができるのです。
ちなみに、よく「変わりたい」という人がいますが、これも存在しないはずの自分を存在させて必死に変化させようとしていることになります。だから多くの場合、上手くいかずに途中で挫折してしまったり、変化したと思ってもすぐにまた別の欲求が出てきてイタチごっこを繰り返してしまうのです。
だからこれももれなく自分にフォーカスするのではなく、「現実がある=現実がない」を理解することで自分もろとも全てを変化させ、全ての問題を解決することができるのです。
本日も最後まで読んでくださりありがとうございました。