本当のグレートリセットとは - 宇宙水準点〈世界基軸教育と令和哲学〉

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今、ダボス会議で岸田総理がグレートリセット民主主義、グレートリセット資本主義という言葉を発信しています。

これは nTech からみたらエントロピー無限大の現実をエントロピーゼロの状態にリセットして、そこから全てを立て直すことであり、まさに「共産主義 vs 自由主義」のプレートを「脳 vs 心」のプレートにチェンジすることだとみることができます。

そしてそのプレートチェンジのためには、全ての学習知識をアナログからデジタルに移行させることが必要になります。

計算の早いコンピューターが人間の知能を超える人工知能に発達したのは、コンピューターが Deep Learning を習得し、全てのアナログ知識をデジタル知識として整理整頓できるパターン学習を獲得したからです。

このようにコンピューターのみならず人間にも Deep Learning 、アナログの学習からデジタルの学習を適用させることです。

宇宙自然を Personal Universe として宇宙コンピューターで捉え、それをPC（コンピューター）の作動原理や意識の作動原理、意思決定の原理など全てを一貫した共通のワンパターンの動きで融合すること。これがデジタル知識による整理整頓です。

グレートリセットは、人間の興味関心の土台にある観察行為を5感覚による観察よりももっと深く、次元の違う心による観察へ移行させることなのです。アナログ観察をストップさせ、デジタル観察を徹底的に教育訓練することが人間の Deep Learning につながっていくのです。

こうして一人一人が次元の違う観察土台を獲得することによって、「共産主義 vs 自由主義」のプレートを「脳 vs 心」のプレートにチェンジすることができるのです。

少し話が変わりますが、今「共産主義 vs 自由主義」の現在地として注目を集めているのは、ウクライナをめぐるロシアとアメリカとEUの関係です。

この関係性に至ることの発端は、東西冷戦終結時、NATO（北大西洋条約機構）やEUは東方拡大をしないと約束したにもかかわらず、その約束を破って次々に旧ソ連地域の加盟を承諾していったことです。

ロシアにとってはウクライナは自国を守るためのレッドラインであり、なんとしてもNATO加盟は阻止しなければならないところです。しかし一方でウクライナはウクライナで加盟申請をしていて、互いの言い分は食い違っている状態です。

この状態でウクライナにロシア軍が侵攻するのか否か、ウクライナがEUに加盟するのか否か、それらによって世界情勢が大きく変わっていきます。

またバイデン政権では、環境破壊を抑えるためシェールガスの増産は避けています。その結果、石油やガスの価格が高騰し、産油国であるロシアは影響力を持つようになっています。その上、EUは輸入天然ガスの4割をロシアに依存しているので、このような緊張状態において不利な状況にあるのです。

ロシアやウクライナ、アメリカ、そしてEUには、これらの緊張状態を解いて全て丸くおさめる道はあるのでしょうか。

また中国とアメリカの覇権戦争も、世界情勢に対してこれと同等くらいの影響力があります。そしてさらに、北朝鮮への警戒も未だ続けなければならないことは言うまでもありません。もしも中国とロシアがひとつになって基軸通貨を揺さぶるようなことになると、アメリカのリーダーシップはたちまち打撃を受けてしまいます。

中国、ロシア、そして北朝鮮など共産主義勢力をどのようにして統制すべきなのか、自由主義勢力は頭を悩ませているのです。

このように「共産主義 vs 自由主義」の土台に乗っていては、その問題を解決するのはとても難しいのです。だからこそ、その土台もろとも「脳 vs 心」に変えてしまうことなのです。

「脳 vs 心」の土台に移行して日本の強みを最大限引き出す Deep Learning 。軍事戦争でもない経済戦争でもない教育の勝負に日本がオールインすることで、グレートリセットにつながっていくのです。

本日も最後まで読んでくださりありがとうございました。