宇宙水準点

宇宙水準点〈世界基軸教育と令和哲学〉

令和哲学者 NohJesu と共に歩む令和維新の道〜世界基軸教育によって人類がワクワクでひとつになる〜

令和哲学と書籍「世界は"中国に対峙できる日本"を望んでいる」

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書籍「世界は"中国に対峙できる日本"を望んでいる」を読みました。

 

この本は一言で言うと、ニューヨーク・タイムズ元東京支局長である1人のイギリス人が歴史を俯瞰してみた個人的な、しかしおそらく真実を知れば多くの人が納得するであろう観点を述べた内容となっています。

 

まず共産党の支配する中国には報道の自由はないこと、そして中国軍という軍隊は存在せず人民解放軍と名乗っている軍は共産党が所有しているということ。

 

そんな中国共産党の成り立ちは、1919年孫文を中心とした国民党再編と1921年ソ連コミンテルンの指導のもと結成された毛沢東共産党軍から端を発する。

 

両勢力が衝突を繰り返していたが、大東亜戦争後、支那を占領していた米軍は主要都市などが共産党軍の手に落ちることを恐れ、国民党政府主導で統一政府樹立を目指していた。しかし統一政府はうまくいかず一時的に国民党が優勢になったものの、最後は共産党軍がもり返し国民党を指揮する蒋介石を台湾へと追いやり、毛沢東は1949年中華人民共和国を建国する。

 

毛沢東は自分の部下に濡れ衣を着せては処刑を繰り返すような残虐な行為によって共産党勢力を拡大したことはさることながら、現在のチベット自治区新疆ウイグル自治区南モンゴル自治区を侵略によって自らの版図とした。

 

そして陸地だけでは飽き足らず、今度は海洋へと進出する。パラセル諸島スプラトリー諸島ジョンソン南礁を支配、さらには南シナ海のほとんど全ての島嶼について主権があることを主張するほか、第一列島戦(九州、沖縄、台湾、フィリピン、インドネシア)と第二列島線(伊豆諸島、小笠原諸島サイパン、グアム)の内側でそれぞれ実効支配と資源開発、そして制海権を獲得しようとしている。これはアメリカと太平洋を二分しようとしていることだ。

 

また1997年香港返還についても、50年間の一国二制度の約束を破って共産化を進めたり、政治的な統治をしたことのない台湾についても自国の一部だと主張していると。

 

このように中国共産党は勢力拡大のために次々に支配下に置いていく侵略国家なのだということを書いています。

 

そしてイギリスやアメリカには、大航海時代、黒人を奴隷として扱うなどしてひどいことをしたという黒歴史がある一方で、日本にはそれがないこと。またそれどころか世界で初めて人種差別の撤廃を訴えたこと、大東亜戦争は列強によって支配されていくアジアを解放する戦争であったことなど、日本は人類史に対して偉業を成していることも事細かに語っていました。

 

列強の黒人支配と日本の偉業についてはここで細かく書くことは割愛するが、敗戦後、憲法9条を掲げて守備専門の自衛隊だけを持っていても平和を守ることはできないことは各国の核ミサイルを見れば明白であり、だからこそ憲法の改正が必要だと言うこと。そして、列強にはない偉業を成した日本は道義国家であるからこそ北朝鮮中国共産党に教えていくことが果たすべき役割なのだといっています。

 

今回もざっと気になった部分を取り上げてみましたが読んでみて感じたことは、一つは東京裁判においてアメリカは日本を犯罪国家と決めつけましたが、この書籍の著者のようにそれに洗脳されず、人種差別撤廃を訴えたことやアジアを解放しようとした真実を知る人や国は日本に期待を寄せるだろうことです。

 

また世界に対してこれほどの存在感を知らしめた状態でアメリカの完全なる属国として成り下がっていることは、何かあった時に色んな意味で恰好の標的になりやすいこと、そして米中覇権戦争が激化する今巻き込まれるのは必至であり、どのように立ち回るべきなのか大事な場面だということでした。

 

この覇権戦争において中国が覇権を握ることは、すでに国策会社を通して様々な国の経済を乗っ取っていることに拍車をかけ、中国共産党が武力による侵略から経済力による侵略に成り代わっていくことに等しいので、それを安易と見過ごすことなどしてはいけません。

 

特に今、上海や深圳では厳しくロックダウンが行われてますが、これが功を奏してポストコロナ時代を中国が牽引していくことになると、中国が覇権を握る可能性も上がるかもしれません。

 

そこで日本が、中国共産党の侵略をおさめるためにも、この書籍にあるように「道義国家」として教える国になるためにも、令和哲学、nTech の出番になるのです。

 

アメリカと中国の争いに象徴される自由主義共産主義の対立を、ひとつの動きで融合してしまう道を教えることがポストコロナの日本の行くべき道なのです。

 

本日も最後まで読んでくださりありがとうございました。