宇宙水準点

宇宙水準点〈世界基軸教育と令和哲学〉

令和哲学者 NohJesu と共に歩む令和維新の道〜世界基軸教育によって人類がワクワクでひとつになる〜

自由を哲学する令和哲学カフェ

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本日も参加しました、令和哲学カフェ。

 

今日からはメンバーとテーマが変わって「自由を哲学する」という題目で進行。

 

「自由」といえば何を思い浮かべるでしょうか。カフェの中ではフランス革命産業革命があったからこそ、王様の奴隷だった時代が終わって一人一人が王様のように自由に選択できるようになったと言う話がありました。

 

しかしながら、その事件も実は小さなクローズ界に過ぎないとのこと。というのは7万年前に認知革命なる事件があったからです。この認知革命とは、当時我々ホモ・サピエンスを含む多数のホモ族が存在していた中、弱いとされていたホモ・サピエンスが他のホモ族を制圧できるようになったキッカケになった出来事でした。

 

その出来事とはどのようなものかというと、共通土台のないバラバラの状態から神という虚構・盲信すべき存在を創り出し、団結させることに成功したというものです。その結果、チームプレーによって圧倒的な力を発揮できるようになり、地球を支配する種となることができたのです。

 

ここで重要なのが人間一人一人は共通土台を持っていないということです。一人一人見ている世界、経験している事が1秒たりとも同じものはないということであり、いわば隣の人は全く別の宇宙に住む宇宙人の状態であり、ほんの少しさえもわかりあう事はできないということです。

 

そうであるにも関わらず分かり合えると思うから期待するし、期待するから分かり合えないと分かった時に絶望するのだと。

 

このようなバラバラの団結できない状態を始めて突破したのが、ホモ・サピエンスの認知革命だったのです。

 

フランス革命も、それまでの神を代行する王様を倒す事で自分たちも王のように自由に生きる事ができるという虚構を使う事で進行したように、同じ性質を有する事件なのです。

 

もっと言えば、世界に圧倒的な存在感を見せつけた日本の明治維新さえも大東亜共栄圏という虚構を用いた同じ性質の事件だと言えます。

 

ところがこのように認知革命以来虚構と盲信によって秩序をつくってきた世界が今、限界を迎えています。

 

それはどんな限界かというと、言語に対する限界です。言語には主語と述語がありますが、実はよく考えるとそれらは成り立ちません。

 

たとえば「雨が降る」という文章を考えます。"雨"というと降らない雨など存在せず、"降る"ことが前提になります。そうすると「雨が降る」という文章はすでに降っている雨が降るというこになり、矛盾が生まれてしまいます。

 

このような矛盾があっても今までは特に支障がなかったので、当然のように言語を使って世界を観察、思考し、文化文明を創ってきましたが、私たちの使っているそれは大雑把であり、虚構だったのです。そして、このような時代はAIの台頭とともに終わりを迎えようとしています。

 

現在のAIの進化は凄まじく、AIは人間の細胞の中のDNAに含まれるアミノ酸の配列などからその人間の分析ができるようになりますが、今までの言語を使う人間にはそのようなことは到底無理でしょう。だから人間が今までしていた仕事は、あらゆるところでより効率よくこなせるAIに置き換わっていきます。

 

もう少しすると私たち個人の脳の様々なアルゴリズムをそのままアップロードしたりダウンロードしたりできるようになりますが、そうなると自分と瓜二つの存在が目の前に存在するようになります。見た目は自分と瓜二つ、動きも人間のそれ以上に滑らかかもしれません。今までの人間の大雑把な言語を使っていては、AIなのか人間なのか見分けがつけられなくなっていくのです。

 

そのようになったときに私たち人間はそのようなAIを心から受け入れて共生していくことができるのでしょうか。そして時が来ればAIがAIをつくるようにもなっていくでしょう。そうなった時には、技術の進化はもう人間の手には負えなくなるのです。人間はそのことを拒否することはできるのでしょうか。

 

産業革命以降資本主義が発達しお金による富を蓄積してきましたが、より多くのお金を稼げるところがあればすぐそちらにいくなど、共同体や人間関係さえもお金によって判断されるようになっているので、ここにきて私たち人間は行き場を失っているのです。

 

だからこそ変わらないとならないものは教育です。ホモ・サピエンスの認知革命から作られた全ての脳の虚構をオールリセットできる完全学問、世界基軸教育が必要なのです。

 

人間一人一人がスマートホンと比べられないほどすごい宇宙コンピューターを持っていることを認識できる認識技術。これは科学技術を補うことができる、科学技術の次の技術なのです。

 

本日も最後まで読んでくださりありがとうございました。