令和哲学カフェは4年間やり続けています。
なぜ平日毎日、しかも夜21時と遅い時間にやっているのか。それは今の時代が普通の時代ではないからです。
今まで人間は何をやるか、そしてどのようにお金を儲けるかを追求してきましたが、その時代が終わるのです。それが終わって次はどのような人間になるかを明確にしなければならない時代になるからです。
主語S述語Vで表現するなら述語Vを開発する時代は終わって主語Sを開発する時代になるのです。これは自己認識イメージを開発することに等しく、例えば自分は男もしくは女だと思う認識をゼロ化することであり、自分の哲学を持つということなのです。
人類は70万年前に始まったと言われています。そして7万年前に認知革命によって言語を開発、他のホモ族とは一線を画するようになり、いわば動物を卒業したとも言える事件が起こりました。
しかし今、それが滅ぶか否かの時にきているのです。
2050年には温暖化で地球には人間が住めなくなるとも言われていますが、それは約30年後に決まることではなく、2022年、2023年、2024年、2025年など近年中にその分岐点を通過するのです。
しかもその分岐点は、日本の選択に委ねられているといってもいいでしょう。
日本は明治維新により自ら近代化に成功し、アジアの近代化はアジアでやると言いました。ところが西洋はこれにジェラシーして太平洋戦争を開戦。結果的に、日本の精神が凄過ぎたためそれを潰すのにアメリカは核爆弾含め戦争犯罪を行い、それは1945年8月15日まで続きました。これにより日本は明治維新の大成功を全て手放すことになったのです。
この経験を通して日本は核爆弾のトラウマ、敗北のトラウマ、戦争犯罪を受けたトラウマを被り、その状態でアメリカ大好きになり、共に世界秩序を創ってきました。
令和哲学カフェを理解する上で、ホモ・サピエンスの状況を理解することが重要です。
自分の見ている世界は誰も見ることができないので、相手が何を言っているのかわからないのです。コップをとってほしいなど浅い話はできても、時間空間存在とは何かなど深い話を共有することは無理なのです。そうであるにも関わらず、わかるはずだと思い込んでるから摩擦衝突が絶えず戦争を起こしてしまうのです。
これを解決するにはまず共通土台が0であることを理解しなければなりません。
実は7万年前、認知革命による言語によって1段階人類は虚構を共有することには成功しましたが、今はその限界に到達しているのです。
当時人類は神という概念を開発し、その神の代理人である王様をたたせてバラバラだった個体を団結させ共同体を創りました。しかし産業革命でそれは破壊されます。お金をいかに稼ぐかが優先されるようになり、自然や人間、お金さえも商品になり、自然破壊が進み、共同体が分断されるようになりました。
第二次世界大戦以降、資本主義経済におけるモノづくりでは日本に勝てないと考えた西洋は、経済のあり方をIT経済や金融経済に移行させました。そしてさらには技術の進化により今ではモノづくりはAIや3Dプリンターがやるようになりつつあります。
アメリカは利益追求、ドイツはエネルギー特化、日本は関係性特化というように各国特有の気質のようなものがありますが、日本は関係性を大切にしながらモノづくりをしてきた国であり、共同体の破壊が進み、人の手によるモノづくりが衰退する中では、特に日本人は、今や人の話を聞きたくないが生きるためには我慢して合わせるしかない状態となり、さらにはそれさえも限界に達しつつあります。
人間の意味価値を生むことができずに無用者階級へと転落し、人間の存在意義が危機的な状況なのです。
今後、AIがさらなる進化をすればお金を持つ人は人は体にチップを入れることで、身体能力を大幅に強化することができるし病気にもならない体を手に入れる事ができるでしょう。
そうなると人間性能の格差を生むようになります。現在の格差社会とは比べられない恐ろしい格差になっていくのです。
だからこそ、人種格差を一度阻止した日本の出番なのです。
明治維新により白人優越主義を阻止したことでプライドを持つのが日本であり、それはオールゼロ化できたから可能だったことなのです。
7万年前認知革命で獲得したアナログ言語の限界に気づくこと。そして宇宙コンピューターを使うデジタル言語を習得することが今必要なのです。
PU( personal universe)やPC、そして意識それぞれの作動原理を全てつないで理解できるのが認識技術、デジタル言語であり、完全学問です。
それらを発信するための令和哲学カフェなのです。
本日も最後まで読んでくださりありがとうございました。