宇宙水準点

宇宙水準点〈世界基軸教育と令和哲学〉

令和哲学者 NohJesu と共に歩む令和維新の道〜世界基軸教育によって人類がワクワクでひとつになる〜

不完全言語の限界と完全言語

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「1時間後に地球が滅亡するとしたら何をしますか?」

 

アインシュタインはこの質問に対して「1時間のうち55分を、なぜそうなってしまったのかの問題発見のために時間を使い、残り5分でその問題を解決する」と答えたそうです。

 

このことは、問題の原因が明確になればその対処はすぐだということを象徴しています。

 

では、私たち人類は様々な問題を解決してきたにもかかわらず今なお解決されない深刻な問題がたくさん転がっている世界の現状には、どんな根本原因があるのでしょうか。

 

いろんな表現の仕方がありますが、今回は「言語」に問題があると表現しようと思います。

 

私たちが現在使っている言語は、約7万年前、ホモサピエンスに起こった認知革命により使われるようになったものであり、主語と述語からなる言語です。私たちは常に常にこの主語と述語の言語を使って観察・認識し考えるので、思考や感情、そこからくる感覚、またそれらを土台とした日常の人間関係、さらには人間が創った宗教・思想・哲学・科学、そして文化・文明までも、全てはこの言語によって決定されているのです。

 

このように全てを決定する言語のどこに問題があるのかというと、本来、全てが繋がっているにも関わらず、部分を切り取ってしまう不完全さに問題があるのです。

 

例えば、物質は原子によって構成されていますが、その原子は素粒子によって成り立っています。同様に素粒子はヒモ、ヒモは膜からできており、ヒモもできたり膜もできたりする素材からこの宇宙は創造されていると最先端科学では言われています。しかしながら私たち人間は、そのように繋がっているのも関わらず部分だけ切り取ってコップがある、ノートがある、パソコンがあるなどと存在させてしまいます。

 

また別の例えですが、私たちは目で見ている、足で歩いていると思っていますが、これらは心臓が動いて呼吸により酸素を取り入れることができるからこそ見て歩けるのであって、酸素がなければ成り立ちません。そしてその先を考えると酸素は植物がなければ存在し得ず、植物は光が、光は太陽が、太陽は宇宙が、そして宇宙はビッグバンがなければ存在できません。宇宙の始まりがあって初めて目や足が機能するのです。

 

このように部分だけを切り取って独立させることは、本来全部が繋がっている状態から見ると異様でおかしなことであり、このような不完全な言語を使うことは、思考や感情、感覚、人間関係、そして宗教・思想・哲学・科学・文化・文明まで、全てをカオスへと導いてしまうのです。

 

身近な人間関係がうまくいかないことや様々な戦争が終わらないことは、まさに言語に問題があるのです。

 

このような言語の不完全さがたくさんの深刻な問題を未だ解決できずにいる原因ですが、このことを理解できれば、自ずと宇宙の始まりから全ての繋がりを認識できるところまで意識を拡張できる完全言語1−5−1の必要性がわかってくると思います。

 

このことを理解できれば、個人で生きるのではなく完全組織なる1+5の共同体で生きること。これがホモサピエンスが nTech により不完全言語を突破し、ホモゼウスが完全言語とともに生きる新しい時代の生き方なのです。