幕末から太平洋戦争が始まる前まで日本は自らの国に無限の確信がありました
それは西欧列強がアジア各地を植民地化していく中、唯一自らの力で近代化に成功した明治維新を皮切りに、韓国併合、満州建国と成功を収めたからです
これらをきっかけにやればできるという強烈な自信感をつけたのです
しかし唯一太平洋戦争でアメリカに敗れたことで、巨大な領土を失うと同時に天皇の人間宣言、東京裁判を経験しました
またそれらを通してそれまで持っていたその巨大な領土を維持できる日本人の精神、哲学、システムまで自ら否定するようになっていったのです
この太平洋戦争開戦から東京裁判が終わる否定も肯定もできない7年間を通過して、日本人は何をどう考えればいいかという考えの走る道を放棄してしまったのです
それで考えることを放棄してモノづくりとその販売に没頭しました
現在北朝鮮は他国から異色の目でみられがちだろうが、当時の日本はそれ以上だったでしょう
そんな状況でもなんとか経済力で世界に影響を与えるほどにはなったけど、今の日本には哲学もなければ世界戦略もありません
何をどう考えればいいのかもわからない状態でしょう
また日本だけではなく、日本が敗戦したことにより東洋全体も思想哲学を失ったような状態だと思います
だから日本、アジアは西洋発の近代革命の恩恵である科学技術を受け入れて生きるしかなかったのです
しかし今、その西洋の考えの走る道も限界にきています
というのもその考えの走る道の大前提が存在は存在するところから出発しているにもかかわらず、その最先端は存在が存在していないことを明らかにしているからです
そしてさらに、人間の経済活動の観点でみてみると、人間脳を代行するAIが誕生、普及してきています
経済活動は私たちの生活や幸福と密着しているからAIの登場は無視できません
だから私たち一人一人の幸福のためにも、日本、アジアのためにも、西洋含めた世界のためにも新しい考えの走る道が必要なのです
その新しい考えの走る道というのが、認識技術が案内する1の規定から出発する思考方式なのです