宇宙水準点

宇宙水準点〈世界基軸教育と令和哲学〉

令和哲学者 NohJesu と共に歩む令和維新の道〜世界基軸教育によって人類がワクワクでひとつになる〜

自由主義 vs 共産主義から脳 vs 心の時代へ

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今、ウクライナを巡ったロシアとNATO北大西洋条約機構)の対立が浮き彫りになっています。

 

第二次世界大戦時には共に戦った西側諸国(アメリカ)とソ連でしたがイデオロギーや政治的見解の違いから対立、ソ連解体後の旧ソ連同盟国の相次ぐNATO加盟、さらには2008年のウクライナの将来的なNATO加盟確約などが、今回の出来事の背景にあります。

 

NATOは戦後、そもそもソ連に対抗するために創られた機関ですが、その対立の背景には何があったのでしょうか。

 

それは自由主義共産主義の争いです。

 

かつて明治維新により近代化に成功した日本は、大東亜共栄圏のもとアジアの近代化を試みました。しかしそれにジェラシーした西洋が反発、日本は第二次世界大戦へと誘導され敗北を期しました。この時、大東亜共栄圏の夢を潰えさせたのがその自由主義共産主義の勢力なのです。以来今を生きる私たち個人や家庭、企業、国家、そして世界は全てこの自由主義共産主義の戦いの構図の上に乗っているのです。

 

でも、この自由主義共産主義の対立構造の世界に未来があるのでしょうか。

 

私たち個人の目先の生活にハマっていては関心も持てないことですが、もう長い間この構図は変わらず続いています。局所的な緊張の高まりや緩和はあるにせよ、どちらかが譲るということはあり得ないでしょう。

 

人間はそれなりに賢いので100歩譲って核戦争には至らないにしても昨今の中国とアメリカの関係を見ても、この自由主義共産主義のさらなる対立は激化していくように思います。そうなった時に、日本にも火の粉が飛んでくる可能性があるのではないでしょうか。

 

また、敗戦以降日本の存在感は無くなる一方で、世界は戦争が終わらない上に環境問題も深刻になるばかりです。そして貧富の格差も広がる一方であることに加え、科学技術の進化によるAIの台頭によって人間の尊厳もどんどん失われています。そんな中で個人の心の問題からくる鬱、自殺、殺人も後を絶ちません。

 

そしてさらにはこのような状況に追い討ちをかけるかのようにコロナパンデミックによって今までの秩序が破壊される時代に突入しています。

 

このような問題だらけの自由主義共産主義の対立構造の世界を踏まえて、私たちは何を選択するのがよいのでしょうか。

 

それが自由主義vs共産主義から脳vs心へとゲームの性格をチェンジさせることです。

 

今までの自由主義共産主義の争いは脳で生きる人間がやってきたことです。観点固定からくる1(心)の不在が原因で起きていたことなのです。

 

ひとつの観点に固定されて自由になれないから相手を理解できず譲ることもできない。そもそも自由主義共産主義の対立はこのように観点固定から自由になれないがために起こっているのです。だから脳と、その限界を突破する心の対決になった時に未来が開かれていきます。

 

また貧富の格差が開いているのは、生産手段を発見し所有した人がお金持ちになる自由主義の仕組みによるものです。だから1(心)によって誰しもが生産手段を持つようにできたならその格差の問題も解決できてしまいます。そしてその心からくる情報生産プラットフォームも世界に共有してしまうことで、みんなが繋がって楽しく経済活動ができるようになっていきます。

 

このように日本が主導権を握って、「自由主義共産主義の戦いから脳と心の戦い」として、心の時代を開いていくことです。

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

NohJesu著 「心感覚」出版記念講演会 & パーティー in 東京

来ましたよ!来ました!

 

あの福岡で大盛り上がりだったNohJesu著「心感覚」の出版記念講演会とパーティーが、この度東京へ上陸します!

 

Amazon でも書店でも今飛ぶように売れている大人気書籍を引っ提げて令和哲学者 NohJesu が何を喋るのか!?

 

とてもとても楽しみです🎶

 

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Noh Jesu 新刊「心感覚」出版記念講演会及びパーティーのご案内


このたび令和哲学者ノ・ジェス氏が執筆された「心感覚(シンかんかく)」がイースト・プレス社より刊行の運びとなりました。

2019年、世界は新型コロナウイルスパンデミックに見舞われ、500万人を超える尊い命が失われました。第3次世界大戦とも言うべき未曽有の危機を迎えていますが、同時に人類が大きく脱皮し羽ばたくチャンスでもあります。本書は、これまで誰も語らなかった「絶望の秘密」と「究極の希望」を明らかにした、これからの人類の羅針盤とでも言うべき内容になっております。

1996年に来日し、福岡で宇宙全ての存在の創造・変化の仕組みである「0=∞=1」を発見から26年。このたび書籍が無事に出版できたのも、ひとえに日本の皆様のご支援の賜物と深く感謝を申し上げます。

つきましては出版を記念し、ささやかながら記念講演会及びパーティーを催したいと思います。

師走のご多忙中のこととは存じますが、お繰り合わせのうえお運びいただければ幸いです。


<詳細>

日時 2022年1月9日(日)15時〜17時00分
場所 Alice aqoa garden Tokyo 丸の内
東京駅丸の内南口より徒歩5分
二重橋前駅より徒歩1分
https://fukuoka.almalien.com/access/
会費 5,500円(税込)※ケーキセット付き
定員 80名
申込締切 1月4日(火)中
主催 ProjectJ 日本文明の挑戦

 

お申し込みはこちらからどうぞ。

https://peatix.com/event/3115523/view

人間のポジションと心感覚

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これからの時代を生きる人間はどこからこの現実をみるべきなのでしょうか。

 

例えば写真を撮影する時、カメラマンにとってポジションや角度、タイミング、そしてアイデンティティは、出来上がる写真の完成度を左右するとても重要な要因になります。それによって良い写真が撮れるか否かが決定されることは言うまでもありません。

 

それと同じように、人間も良い考えや感情、言葉、行動、そして人間関係をアウトプットするためには、どこからみているのかが大切になります。そしてそれは5感覚の目でみるのではなく、一番深い源泉動きからみることなのです。

 

観点の中で物事をみるのではなく、考えの働く裏にある大前提から物事をみるのでもなく、大前提の裏にある観点からみるのでもありません。観点の裏にあるビヨンド観点、観点ゼロの世界から物事をみることです。このことは nTech ではスクリーンの外から物事をみることと言っています。

 

主語・述語があることが当たり前、境界線があることが当たり前の物の見方ではなく、全てを点としてみることです。それは線・面・立体のアナログ世界を全て粒子の点でみることはもちろん、その裏にある波動さえも点でみるということです。

 

そしてその点を通して人間の脳の観点に固定された脱出不可能ゲームを攻略すること。脳で生きていては常に味方か否かなど、境界線をつくってしまいますが、その境界線をいかに点に変えていくのかが大切なのです。

 

その線・面・立体のアナログ世界をゼロ化した点でみた世界をデジタル世界といっていますが、このことを nTech では心の半導体と呼んでいます。だから点の秘密を明確に知りデジタル世界を理解したら、宇宙自然の全ての現象の仕組みを明確に知ることができるのです。

 

線がゼロの世界、物事全てを点でみる世界。これがアナログゼロであり、デジタルで物事をみるということ。それを観点の次元上昇といっています。

 

このように全ての物事を点でみることができた時に、観点の天動説が観点の地動説になるのです。

 

昔は天が動く天動説、次は地球が動く地動説、そして今、心が動く心動説といっています。これは心の能動的感覚であり、最近発刊された本の名前にもある『心感覚』といもいっています。

 

心の動き、デジタルの動きを成り立たせる源泉動きを明確にわかると、物事全てをデジタルでみることができます。そしてデジタルで物事をみることができるようになった時、アナログ世界の多様な観点からさまざまな解析ができるようになるのです。

線・面・立体をゼロ化して全てを点の塊でみること。これは nTech 独自の特徴ともいえます。

 

ではそんな nTech を現実ではどのように活用していくことができるのか、時事的な物事を絡めてみていきたいと思います。

 

今、ウクライナをめぐるアメリカとロシアの軍事的な緊張状態があります。ロシアがウクライナを軍事的に攻撃しようとしていることが問題になっている上に、それによるロシアとアメリカの対峙があります。

 

またアメリカと中国の台湾をめぐる対決も、武力で統一しようとする流れになっています。そしてその土台にある自由主義共産主義あるいは民主主義と全体主義イデオロギーの対決など、根深い対立の問題は解決の糸口がなかなかみつけられずにいます。

 

このような対立によってさまざまな影響を受けている人々は、本当に困っていると思います。nTech はそのような戦争の性格を、脳と心の対決に変えようとしているのです。

 

脳の観点に固定されていたら知っている世界が絶対正しいとなってしまいます。そうなると自分の知っている世界と相手の知っている世界は100%一致しないので、コミュニケーションとればとるほどズレを生み出し互いの摩擦衝突に発展していきます。その結果、戦争が勃発してしまいます。

 

これは脳の観点に固定されていては、平和を創出できないということです。

 

だから脳の観点固定を突破できる観点0、観点∞、観点1を自由自在に往来できる心感覚が必要なのです。

 

またAIの普及という別の角度からみても、意識と知能の分離が激しくなっているので心と脳がどういう関係なのかを理解しなければ、人間の幸せや平和、尊厳は不可能でしょう。

 

私たち人間は一人一人が自分の脳を使っています。だから心が脳を統制できるようになるためにも、今までの学問、今までの教育を次元上昇させて意識を大爆発させていく必要があります。

 

そして心が脳に勝つことができた時に、体人間から心人間へと人間のアイデンティティのバージョンアップ、次元上昇が起こります。そのようになるとAIがどんなに普及しても、私たち人間は知ってる世界から自由になって毎日尊厳を感じながら生きることができるのです。

 

目なし見る

耳なし聞く

手なし触る

足なし歩く

脳なし生きる

体なし死ぬ

 

ぜひ心感覚を経験して脳に勝利する心そのものになり、知れば知るほど自分が好き、人間が好きという状態になって欲しいと思います。そして人間の尊厳と世界平和を共に具現化していけたら嬉しく思います。

 

本日も最後まで読んでくださりありがとうございました。

NohJesu 新刊「心感覚」感想 (前編)

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今日は読書中の NohJesu 新刊「心感覚」の感想を、途中ですがメモがてらに書いておきたいと思います。

 

というのも内容が盛りだくさんすぎて、メモしておかないと忘れてしまうからです。

 

ということで始めていきます。

 

今、半分くらいまで読み進めているのですが、全体を通して感じたことはいい意味で全部を「理解した」とは言えないということです。

 

というのは、自分自身の器次第で理解の深さが文字通り想像を絶するほど違ってしまうことが、微弱ではあるけど確実に感じるからです。羅列されている文字を読んでいる時に、底の見えない湖を覗いているかのような気持ちになり、内容に対してどんな姿勢で向き合っているのかを知らされることが何度もあったのです。

 

このように感じたのは、私が片手間で読んでいるからではありません。まず一つは内容の深さからくるものであることは間違いありません。しかし同時に、その内容に向き合う姿勢態度を試されていることも感じるのです。

 

本気だとしてもその本気がどの程度のものなのかということ、そしてその内容を受け入れられる準備がどれだけ自分にできているのかということ。それによってどれだけ理解ができるのかが決まるということをひしひしと感じました。

 

器は刻刻と進化します。だから一度読み終えても二度三度と時間をおいて読むのがいいなと思いました。

 

ではここからは内容です。

 

まずは今まで私たち人間は、個人の絶望をどう希望に反転するかで頑張ってきたけど、それがそもそもの間違いであって中途半端だったということ。

 

これがまず衝撃的ですよね。人間にとって価値のある希望を語るのかと思いきや、今までやってきたことを根こそぎ否定してしまうというこの切り出し。驚きの展開です。

 

そしてその前置きがありながら、本当に知らなければならないのは一人一人が自分だけの繭の中にいて、誰とも共有できないという人間共通の現在地に対する絶望なのだということ。

 

このことを正しく絶望することと言っていますが、個人の日常の中の体験からくる絶望ではなく、思惟(思考)による絶望へとシフトすることが二度と凹まない究極の希望へ行くことにつながるということでした。

 

この考え方自体が斬新すぎますね!まさに盲点だったと思います。

 

そしてしかも思惟による絶望なんて言われてもなかなかわからないと思うけど、それをこちら側の立場を汲み取って話を進めてくれている点。それによって自分とかけ離れて関係ないとなってしまわずについていくことができるのです。そしてなんなら先が気になって食いつくように読み進めたくなるまであるのです。

 

そしてさらに途中から始まる絶望バトルという章。ここからは私たちが日常でよく感じる絶望を思惟による絶望で一刀両断していく展開です。

 

この章の中の、人間関係の絶望のところにある言語の限界の話で感じたことですが、何気ない一言でも意図しない形に受け取られて関係性が拗れていくという話にはゾッとしました。

 

でも同時にそれは繭の中にいることで生じる言語の限界であって、相手や自分が悪いわけではなく誰も責めることはできないのだということ。そしてそう思った時に、それがわかればみんなで癒しあうことができて互いに人に優しくなれる感じがしました。

 

またさらに、人間は狩り文化DNAでポジション争いをしてる上に、出発がバラバラであるというところで、人間社会のカオスを実感しました。しかしこれもまた繭の中にいることが原因で起こってしまう苦しみなのだということ。だからいかにそこから自由になるのかが大事だということでした。

 

この絶望バトルの章では、よくある絶望や悩み、苦しみは全て、自分がつくっているのだということを言っています。そしてだからこそ周りに原因を見出すのではなく、自分の繭がそうさせているということに絶望することだと案内しています。

 

読んでいるとこの思惟による絶望を理解するために、考えたこともないような一見当然とも思えるようなことを考えさせられる場面が多々あります。そしてその度に脳に汗をかくのですが、これをより深く理解できたら半端じゃない大きな変化が期待できることも同時に感じます。

 

まだ半分くらいですが、後半もしっかり深められるよう集中して読んでいきたいと思います。

 

少し中途半端ですが本日はここまで。続きは後半を読んでから書きたいと思います。

 

最後までお読みくださりありがとうございまいた。

日本文明の歴史的忘年会

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日本文明の歴史的忘年会。日本文明が歴史的な忘年会を開催します!

 

こんなイベントやってしまったら、失われた30年を取り戻せるのは間違いなし!

 

具体的には、日本文明が年を越してどこへいくのでしょうね。それは参加してみてのお楽しみ^^

 

ぜひご参加くださいませ。

 

以下案内です。

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私たち人類は今、歴史的な絶望の中にいます。
コロナウイルスにより世界で500万人以上が亡くなる由々しき事態。
人間誰もが暴力と財力に支配され、無理矢理我慢して合わせて演技を演じる、演じる生き方の結果が、このように世界三次戦争ともいえる状況が続いてます。


そんな中、日本が世界を救済できると言い切り、
世界基軸教育を日本から全世界に発信しようと26年間、
実践し、努力し続けてきた令和哲学者Noh Jesuが、
なぜ、危機をチャンスに大反転できる唯一無二の英雄集団が日本文明なのか?
そのビジョン・方法を「日本文明の歴史的決意」をテーマに語ります。
今回もチーム対抗でのクイズ大会、景品も準備しておりますので、お楽しみに!
年末年始忙しいと思いますが、この日本文明の歴史的決意を共に楽しんでいきましょう。


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◉開催日時:12月18日(土)20:00〜22:00
◉開催方法:オンライン(Zoom)
◉申込み〆切:12/17(金) 24:00
◉参加費
・一般:1500円
・11/23 マスター1day参加特典(要割引コード):無料
・1/23 マスター1day先行申込特典(要割引コード)
・NohJesuリテラシーマガジンメンバーの皆様:無料
リテラシーマガジン会員の皆様は別途メールでご案内しておりますURLよりお申込みください。

スッタニパータ"犀の角"のnTechからみた勝手な解析20

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今日はスッタニパータ犀の角の解析の続きをやっていきます。

 

なぜ今スッタニパータ犀の角の解析をやっているかについては、こちらの記事をお読みください。

hyperconnection2012.hatenablog.com

 

犀の角の解析も残りわずかです。今回は73. からスタートしていきます。

 

73. 慈しみと平静とあわれみと解脱と喜びとを時に応じて修め、世間全てに背くことなく、犀の角のようにただ独り歩め。

 

慈しみは深い愛、平静は穏やかで静かなこと、あわれみは苦しみや悲しみに同情すること、解脱は悟りの境地、修めるは行いを正すこと。世間全てに背くことなくは、世の中に逆らうことなくといった意味だと思います。

 

全体を通して、深く愛を持つべき時は深く愛を持ち、穏やかにすべき時は穏やかにし、憐れむべきときは憐れみ、悟りの境地にいるべき時は悟りの境地にいて、喜ぶべき時は喜ぶ。このようにその時々に応じて心を正しく持って、世の中の流れに逆らうことなく、自ら選んだ道を進め、といった意味でしょう。

 

nTechでは、"はじめにないものは終わりにもない"という言葉を使いますが、それは今ここの認識に勝利することでしか幸せ成功はありえないということです。過去も未来もなく今しかないのだから、今この瞬間に幸せ成功を獲得しなければ未来永劫幸せ成功などはないのだということです。

 

その今ここの認識に勝利した境地になってしまえば、現実空間の中でも毎瞬毎瞬に没入集中できるので、慈しみや平静、憐れみ、解脱、そして喜びなど、さまざまな感情をその場その場で自分ごととして捉えることができるのです。

 

nTechでは"順走行"という言葉も使いますが、この言葉の意味するところは、同時に使われる"逆走行"という言葉が体が自分と思って生きることで摩擦衝突を起こしてしまうことを意味するのに対して、自我がなくなり周りと究極まで同調して生きることができるということです。

 

だから世間全てに背くことなくというフレーズは、体が自分だと思って生きる"逆走行"をするのではなく、自分をなくして周りと同調して生きる"順走行"を勧めている文言でもあると思います。

 

このように"はじめにないものは終わりにもない"と"順走行"を実現するためにも、真理そのもので生きること。それが犀の角のようにただ独り歩むことに他ならないのです。

 

74. 貪欲と嫌悪と迷妄とを捨て、結び目を破り、命の失うのを恐れることなく、犀の角のようにただ独り歩め。

 

貪欲は欲深い心、嫌悪は憎しみ嫌うこと、迷妄は道理に暗く心が迷うこと。結び目とは存在を存在させている仕組みと考えるのが妥当だと思います。だから結び目を破るとは、その仕組みを解体することなので、その存在が失くなることを表現しているのだと思います。

 

だから、欲深い心や憎しみ嫌うこと、道理に暗く心が迷うことなど一切を捨て去ること。そして、全ての物事を成り立たせる裏にある仕組みを解くことで消えてしまうことを恐れず、真理そのもので生きなさい、といった意味だと思います。

 

nTechでは、絶対世界である無境界線の源泉動きから相対世界である現実を生み出すプロセスを、現実を"結ぶ"と表現することがあります。だからこの"結び目"を破るということは、この現実を生み出す仕組みに隠れている"結び目"を解くことに他なりません。

(科学がやったように分子→原子→素粒子→ひも・・・のように分けていく行為は真理に到達することはできないため、釈迦の表現する"結び目"を破ることには当てはまらない)

 

だから相対世界の中の執着を捨て去ること、そして自分と自分の宇宙が消滅することを恐れることなく現実世界を解いてしまうこと。そうすることで犀の角のようにただ独り歩む真理に到達することができるのです。

 

本日も最後まで読んでくださりありがとうございました。

 

対称性獲得によるオールゼロ化とその応用

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世界基軸教育、令和哲学では、私たちの生きている現実は様々な不便を解決した結果態であると言っています。

 

その上で、現実を生きる私たちが今もっとも不便に感じていることとは何でしょうか。

 

それは実は、人間と人間の宇宙が実在しているということです。

 

そしてこの「不便」という言葉を別の表現で言い換えるなら、「質問が出ること」と言い換えることができます。

 

だから人間と人間の宇宙が実在するとなると、さまざまな質問が出てくるのです。

 

人間と人間の宇宙が無いところはどんな状態だったのか?

どのように人間と人間の宇宙が実在するようになったのか? 

人間と人間の宇宙が実在するようになった最初の事件とはどんな事件だったのか?

この宇宙空間になぜ体の人間が生まれるようになったのか?

その人間と人間の宇宙がなぜこの模様・形になっているのか?

人間と人間の宇宙はどこに向かってなぜ行かなければならないのか

人間の生老病死はなぜあるのか?

そしてそれにはどんな意味があるのか?

 

などなど、終わりなきたくさんの質問が生まれます。

 

しかし、人間と人間の宇宙が実在しないとなるとどうでしょうか。これらの質問をする必要がなくなってしまいます。

 

私たち人間は、138億年前にある一点からビッグバンが起きて今の宇宙が生まれたと考えています。そして未だにその宇宙は膨張し続けていると思っています。人間と人間の宇宙が実在しないところから、ある瞬間を境にそれらが姿を現し実在するようになったと解析しています。

 

何の疑いもなしに、ビッグバンから生まれた宇宙が実在していて今も膨張を続けていると思い込んでいますが、もしもこの宇宙が実在しないとなるといかがでしょうか。人類が誕生して以来、800万年間ずっと脳が生み出した宇宙に意味づけ価値づけして生きてきたことが、文字通り無意味になってしまいます。

 

意味づけ価値づけできる人間と人間の宇宙がある状態と、その正反対の意味づけ価値づけできない人間と人間の宇宙がない状態。100円玉の表があれば裏があるように、宇宙がある状態とない状態は表裏一体であり、言うなればイコールの状態なのです。

 

このイコールである状態を証明できるものが認識技術であり、そのように対称性を証明することを美学とも呼んでいます。

 

今科学では物質を分けていくことで、物質は分子であり、原子であり、素粒子であり・・・と膜まで解くことに成功していますが、これでは人間と人間の宇宙が実在しない状態には到達できません。

 

だから認識技術、美学では分けていくのではなく、対称性をつけていくことを案内しています。もうこれ以上の外がない最も大きな世界をこの現実につけること。そうすることで、その最も大きな世界も現実も両方ゼロ化できること。このオールゼロ化が起こった時に、宇宙全ての存在を存在させ、その存在を変化・運動・移動させる源泉動きに到達することができるのです。

 

その源泉動きだけが実在している、時間や空間、存在、そしてエネルギーがない一番深い心の世界から、エネルギーや物質、生命、精神、考え、そして感情までが生まれる仕組みをワンパターンの動きで明確に認識できた時に、能動的感覚を獲得できるのです。

 

西洋の心理学では5感覚の結果物に対しての感情とか想いを語りますが、認識技術、美学はその心理学に対して、心が動く心動学と言われています。

 

目無し見る

耳無し聞く

手無し触る

足無し歩く

脳無し生きる

体無し死ぬ

 

と言っていますが、源泉動きだけが永遠にある永遠不変の世界を鮮明にさせることで、このような心の感覚を使うことができるようになるのです。

 


では、ここからはこの認識技術、美学を活用することで現実にはどんな恩恵を生むことができるのか。少し考えてみたいと思います。

 

今、日本の生産性が急減している問題があります。

 

全人口における生産人口を15歳から64歳とした時に、生産性が59.5%しかないというニュースがありました。生産人口が13.9%減少、さらには少子高齢化が著しく酷い状態になっているとのこと。

 

しかし、これからは脳で生きる時代から心で生きる時代に移動します。

 

生産というと、今まではモノ商品を生産していましたが実はこれからの心で生きる時代は、情報知識を生産する時代になっていきます。

 

そしてその情報知識は今までの情報知識とは違います。新しい学問、新しい哲学を使って一人一人が自分の哲学や自分の思想を持つことで創られる自分の学問が、これからの情報知識なのです。

 

そうなれば、今までのようにモノ商品やサービスで間接的な感動を得ていたところから、脳に直接感動を与えることができる情報知識と生産プラットフォームを誰もが活用応用できる時代になっていくのです。

 

そのような変化が起こると、70代80代でもまだまだ生産人口に入ることができます。若者も生きることが楽しくてたまらない状態になるので、少子高齢化の問題も完全に解決していくでしょう。

 

今、コロナパンデミックで500万人以上の方が亡くなっています。これは文明のパラダイムが大きく変わろうとしている証であり、脳のパラダイムから心のパラダイムに変わるタイミングなのです。

 

脳1つに観点が固定されている状態から、観点が0、∞、1と自由に往来できる心に移動するのが今の時代です。

 

みなさんと共に心時代を創っていけたら嬉しく思います。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。