書籍「チームが自然に生まれ変わる」を読みました。
今回は、職場におけるチームのモチベーションをどのように上げて組織を進化させていくのかについて書かれた本でした。
このような言い方をすると、世の中にあるリーダーシップ論ややり方思い方を変化させる自己啓発をイメージするかもしれませんが、この本が扱っているのは認知科学に基づくプログラムで、部分的にピックアップすると以下のようなことが書かれていました。
まず、今までのように褒める、怒る、昇給、表彰など外側から刺激を与えてモチベーションを上げることは、一時的に良い結果を生むことはあっても根本的な解決には繋がらないと。
根本解決のためには内側からモチベーションを上げていくこと。そのために
①本当にやりたいと思える目標
②未来に達成できるという確信をもてること
が必要だと言っています。
①の目標は現状からは一見不可能だと思えるような「現状の外」に設定すること、そしてその「現状の外」があたかも現実であるかのような臨場感を感じられることが必要とありました。
そしてこれら①②をしっかりと設定できた時に認知が変化して獲得したいモチベーションを獲得できるとのことでした。
これらの設定と変化をどのように起こしていくのか、その細かいプロセスを記したのが大まかな内容だったと思います。
令和哲学の観点から見ても、この本にある認知が変化するということは、観点が変化することと大まかには同義であり、単なる根性論とは違った説得力のある内容でした。
これからの時代はもうお金や名誉などでは人は動かない。多様化する価値感にどうモチベーションをかけていくのかが問われる時代になっています。
令和哲学ではこの本にある「現状の外」を「観点の外」、すなわち自分と自分の宇宙がない5次元ひとつの動きの世界であり、それこそが真実に実在するリアリティだと言っています。
この本では臨場感と言ってますが、真実に実在するリアリティで生きることは、この現実は100%実在しないホログラムであることが腑に落ちている状態なので、自分と自分の宇宙がない状態が現実になっていくのです。
そして自分と自分の宇宙が消えた状態は無限のやる気とモチベーションが湧いてくるので、職場でのチームプレーはもちろんのこと、これからの私たち人間のライフスタイルそのものも大きく変化させることができるのです。
本日も最後まで読んでくださりありがとうございました。