nTech では、人間と人間の宇宙が実在する世界と実在しない世界をイコールにするとよく言います。
この自分と自分の宇宙が実在する世界は、自分の観点で見ている宇宙1個以外にも他の観点の見ている宇宙が無限大存在します。例えるなら、映画館で映画を観た時に自分の観た映画1本以外にも、観客の人数分だけ映画が上映されているのとちょうど同じ意味合いです。
そして自分と自分の宇宙が実在する世界は、自分と自分の宇宙が実在しない世界の結果物であり、模様形があるイメージ可能な世界は模様形のないイメージ不可能な世界の結果物です。だから有の世界は無の世界以下、やや極端な言い方ですが有は無の奴隷などと表現しています。
この有の世界と無の世界をイコールにさせることですが、実はそのためには有でもない無でもない有もできる無もできる源泉動きそにものになる必要があるのです。
この源泉動きそのものになった時に、全ての境界線が取り払われた無境界線の世界、人間の脳ではイメージ不可能、認識不可能、観ることも、聞くことも、感じることも不可能な世界が本当の自分であることがわかり、それが全ての違いを生み出す共通土台であることが理解できるのです。
しかしながら今まで私たち人間は、この源泉動きを自分と完全に分離して神や仏、ブラフマンなどと名前をつけて崇拝してきました。その結果として、宗教戦争やイデオロギーの違いによる戦争、経済戦争、社会や人間関係における摩擦衝突が絶えることなく今に至っているのです。
認識技術 nTech では、このような今まで人間が分離して崇拝してきた源泉動きの世界を、違いのある有と違いのない無を行き来することでストーリーが進む漫画映画(アニメ)のように、脳の残像現象が見せる主語述語のあるアナログの動きとエネルギーのデジタルの動きを使って説明しています。
逆に言うなら、この永遠不変の一番深い心である源泉動きによって、デジタルのエネルギーのアルゴリズムによる動きと、主語述語の無限大あるいわばコンピューター画面の中のアナログの動きが生まれていることを表現しています。
この3つの動きを統一して常時観ることができるようにさせたものが nTech であると同時に「心感覚」でもあり、私たちは「脳 vs 心」として発信しています。
「心感覚」についてはこちらの記事をお読みください。
hyperconnection2012.hatenablog.com
「脳 vs 心」についてはこちら。
hyperconnection2012.hatenablog.com
一説には、脳を基準に生きる物質文明をこのまま進行させると2050年には人間が地球上には住めなくなるほど、地球温暖化の問題は深刻になると言われています。このことは、大昔は地球の平均気温が1度上がるのに要する時間は4000年だったのに対して今はほんの数十年で1.5度上昇する事態になっていることを鑑みれば、ある程度の信憑性は与えることができるのではないでしょうか。
この危機的状況を回避するためには、人類の生活にある無駄を省くこと。そのためにも2030年には世界政府を打ち立てることが必要です。
そしてその世界政府を創建するためには、人間が脳の観点固定によって知っている世界で争ってしまう問題を解決しなければなりません。
この観点固定から自由になるための完全学問・世界基軸教育によるムーブメント。
まさにこれが、脳を基準に生きる物質文明から心を基準に生きる精神文明に移行させるために、今私たちが発信していることでもあるのです。
世界基軸教育・完全学問については以下の記事をご覧ください。
hyperconnection2012.hatenablog.com
hyperconnection2012.hatenablog.com
ではここからは、その nTech を応用してお話を進めていこうと思います。
今まで私たち人類は功利主義(最大多数の最大の幸福)を追求してきました。しかしながら完全なる功利主義を成り立たせることは難しく、少数の人たちの不幸、もしくは一部の不幸の我慢を強いられる合理主義を排除することはできていないのが現状でしょう。
その上で今の時代はAIが台頭し、私たち人間は自身の存在意義や尊厳を問われている現在地があります。
このことを考える上で、まずは人間の幸福の条件とは何なのかを規定しなければなりません。それについては現時点では人間は幸福の条件は幸福の感覚を得ることだと無意識に思っているのではないでしょうか。
今までは私たち人間は、目で見て耳で聞いて5感覚に依存した考えを展開して自身の存在意義や尊厳、アイデンティティを確認してきました。しかしその5感覚に依存した体が自分だと思っている状態では、AIの普及する今の時代を生きるとき、体が半導体のチップやデータに過ぎないものと化す危機的状況に陥ってしまいます。
そうなった時に一体何が幸福なのでしょうか。
それは体の目や体の耳で観察するのではなく、心の目、心の耳で観察することで、幸福の感覚に変わる幸福の思考を獲得することです。
自分自身の考えが幸せ・感動・成功の思考なのかといえば、多くの人はそうではないの可能性があります。例えば自分の未来は暗いとか人類の未来は暗いなどと思っている人は少なくないでしょう。だから幸福の思考によってそれらが反転し、自分の未来も人類の未来も明るく幸せ感動でワクワクであることがイメージできる状態になるのが大切なのです。
この幸福の思考を獲得するためにも、5感覚にハマって現実を目で見るのではなく、自分と自分の宇宙を成り立たせる源泉動きから観ること。脳の観点固定から自由になって一人一人が尊厳の存在に、人間関係が尊厳関係になることです。
AI時代にも通用する幸福の条件は上記のような幸せな思考論理展開ができること。このことを案内するのが nTech であり、完全学問・世界基軸教育なのです。
本日も最後まで読んでくださりありがとうございました。