宇宙水準点

宇宙水準点〈世界基軸教育と令和哲学〉

令和哲学者 NohJesu と共に歩む令和維新の道〜世界基軸教育によって人類がワクワクでひとつになる〜

書籍「心感覚」の心感覚とは何か

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今日は書籍のタイトルにもなっている心感覚とは何かについて書いてみたいと思います。

 

心感覚では心というワードをよく使います。心というと今までのイメージでは考えや感情、感覚などをイメージしやすいと思います。しかしそれらは人間の体の5感覚の結果としてのイメージであり、心感覚の心とは全く違います。

 

今までのイメージの心では、私たちがみている宇宙自然は1個しか存在しません。それは脳の観点一つに固定された宇宙を見ている状態で、その心の世界では条件反射的に生まれる考え・感情・感覚などについて語るしかありません。

 

それに対して、心感覚では宇宙は1個であり、∞であり、0でもあるのです。1個の宇宙は物理宇宙であり、∞の宇宙は意識宇宙、0の宇宙は物理宇宙と意識宇宙を生み出す宇宙がない状態の世界を表現しています。この宇宙がない状態の世界は時間・空間・存在・エネルギーもないので、心感覚では自分自身の体の感覚自体がなく、考え・感情・感覚さえもない世界を語るのです。

 

この宇宙が1個であり、∞であり、0でもある状態がどのように成り立つのか。0=∞=1 がどうして成立するのかを理解したときに心の能動的感覚を獲得できますが、それを心感覚と言います。

 

昔、神や仏を崇拝する宗教の時代がありました。そしてその宗教の時代がエネルギーの概念を取り入れた科学の時代に移りました。

 

宗教の時代では私たち人間は、時間・空間・存在のない人間の知恵の及ばない世界を神や仏として盲目的に信じ込んでいました。それが科学に時代になると、この現実がどのように成り立っているのかを説明するためにE=mc2のような物質とエネルギーの関係性を語るようになりました。

 

そして今、私たちはそんな宗教や科学のある現実の中で自分と他人を存在させて、自分の見ている宇宙と他人の見ている宇宙を相互作用させて、様々な人間関係を作りながら日常生活を送っています。

 

このような神・仏の世界と物質・エネルギーの世界を矛盾なくイコールで結ぶことができること。そしてその論理で自分の宇宙と他人の宇宙の関係性までも説明できるようになること。そのように全てを融合できる世界が最も深い心であり、それを源泉動きと言っています。

 

コンピューターで表現したら、コンピューターの画面に映る世界が私たちの現実世界(アナログ世界)です。そしてその画面を映し出すために、裏側にプログラミング言語や電気のオン・オフを制御する半導体の働き(デジタル世界)があります。このように私たちの見ている現実のアナログ世界はエネルギーのアルゴリズムであるデジタル世界の結果物なのです。

 

量子力学で表現したら波動(デジタル世界)もできたり粒子(アナログ世界)もできたりする状態を、脳が勝手に波動を認識せずに粒子だけを切りとって、ずっと粒子が存在していると思い込むのと同じです。

 

このアナログ世界とデジタル世界の両方を成り立たせる源泉動きであり、自分も他人も、神も仏も、物質もエネルギーも、粒子も波動も、全ての両方を成立させる世界を心と言っています。

 

逆に言うなら、この心の変異体がエネルギーであり、物質であり、生命であり、精神(思考)であり、感情なのです。

 

だから心しかない世界、これが心感覚の案内する世界なのです。そしてそれは人間一人一人の主体性・自発性・能動性を極め、絶対的尊厳を立たせることができる世界なのです。

 

ここからはこの心感覚をマスターすると、どんな変化があるのかに少し触れます。

 

まず大きな変化として、生きることが祭に変わります。nTech では1間点と言っていますが、心の通る道を明確に整理でき、物事を生み出す仕組み・意味価値を生み出す仕組みを鮮明に理解できるので自分の人生を自分で設計できるようになります。

 

一人一人が自分のゲームを設計できて主体性・自発性・能動性を無限に活用応用できることで、多くの人が楽しめるストーリーを設計できる。そして主人公をしてもいいし、相手のストーリーの中で主人公ではないポジションも楽しめる。そもそも心が満たされた状態で生きるから争う必要さえありません。

 

脳を基準に生きる私たち人間は、その脳に観点固定されて1個だけの宇宙の中に生きているので、心で生きる人間になるにあたってそれは古い習慣であり、そことの戦いになります。最近では「脳 vs 心」と言っていますが、源泉動きから宇宙が生まれて以来、138億年間繰り返したクセが足枷になるのです。

 

その足枷から抜け出すカギが正しい絶望です。この正しい絶望は個人の体験からくる絶望ではなくて哲学的な絶望です。これについては次回以降、別記事に書こうと思います。

 

心感覚は、人間の尊厳であり主体性・自発性・能動性を引き出し、一人一人を再創造主にさせる世界です。それは今まで神を創造主として崇めていた世界からみると、人間を神以上の存在にさせることであり、神が人間のために死ぬことだとも意味づけすることもできます。

 

今の時代、科学技術の進化により人間の尊厳は極限まで小さくさせられています。それはうつ・自殺・殺人などの事件が当たり前のように起こる社会を見たら明らかでしょう。だからそんな現代を生きる私たち人間の尊厳を極大化させる道、それが心感覚の案内する世界です。

 

本日も最後まで読んでくださりありがとうございました。