最近感動したことがあったので、その感動が冷めやらぬうちに書いておこうと思います。
皆さん哲学と聞くと、多くの人は難しいとか関心持ちにくいとか、そもそも興味ないとかいうイメージではないでしょうか。アリストテレスとかソクラテスとか、名前は聞いたことあるけど、その哲学の内容は何を言っているのかわからず、私も関心持てなかった人の一人でした。
でも最近その哲学のイメージが変わったんです。
それがどんな風にかというと、まずその今までの古い哲学のイメージが明確になったこと。どういうことかというと知識に留まっているということで、それを語るのが楽しい人はいいけどそうじゃない人は日常とつながらず敬遠しがちだということ。また多くの場合、日常に使える哲学ではないということ。
そして変わった先のイメージは、より豊かな人生を送る上で必要不可欠であるということ。基本的には人間関係が良好であればあるほど豊かな人生を過ごせますよね。
じゃあその人間関係を築く上で必要なものは何でしょうか。まず最重要と言っても過言ではないのがコミュニケーション能力だと思います。世の中、コミュニケーションを上達させるためのものってたくさんありますけど、それって最も枝葉の方法論であってそれができたからと言って、表面的な人間関係をうまくいかせることが限度ではないでしょうか。もちろん、その表面的な練習は不要とは言いませんが、もっと深く相手を理解し、発展的な関係を構築するには至らないのも事実でしょう。
ではその深い理解はどのようにしたらできるのでしょうか。
それは話を聞くこと。
世の中でも当たり前に言われてることですが、まず人は話を聞けない。だから話をちゃんと聞く傾聴とかってありますけど、それができたとしても判断ができない。判断ができないから質問もできない。多くの人は判断して質問していると思うけど、その判断と質問が浅くて全然シャープさがない。だから結果的に相手を深く理解できず、浅い関係性で終わってしまう。
これではもったいないですよね。
どうしたら話を聞いてしっかり判断して、シャープな質問を投げることができるのかというと、それが自分の哲学を持つことに繋がるのです。哲学という言葉を使うと難しく感じるのなら、自分の中の基準という表現でもいいと思います。この哲学、基準があるから話を聞けて判断ができて質問ができる。結果的に人と出会うことにも自信が持てて、深く、発展的な関係を構築できるのだと思います。
話を最初に戻すと、知識で終わってしまう日常とつながらない古いイメージの哲学が、今ここ人生を豊かにする人間関係と切っても切り離せない哲学のイメージになったということ。
これ、令和哲学カフェでの気づきです。皆さんぜひ参加してみてください。人生豊かになりますよ。