衝撃の事件から2日。
たまたま入った店で見たテレビから流れるお昼のニュースで知ったが、一瞬目を疑った。今の時代に日本でこのようなことが起こりうるのかと。
1930年代には立て続けに日本の政治家が狙われる事件が起こっていたが、戦争を経てもう何十年もそんなことは起こっていない中での事件だったからです。ロシアウクライナ戦争勃発の時もそうだったが、私たちはなんの危機感もないままのうのうと平和ボケしながら生きていることに改めて気付かされることになったと思います。
安倍晋三といえば、岸信介の孫に当たる人物。岸信介は戦後アメリカと一緒になって自民党を創ってきた政治家だし安倍晋三の影響力を考えても、その系列は自民党の中心といっても過言ではないと思う。そんな人間が演説中に銃撃され死去に追いやられたとなると、これは戦後の日本を牽引してきた日本の自民党の終わりを感じられずにはいられないと私は思うのです。
というのも、私が思うに、変化には過去との決別が必ず伴うからです。
自身の所有物を失ったり、引越により住む空間そのものが変わったり、身近な人が遠くへ行ってしまったりなど、とにかく変化の時には今まであったものがなくなるということが起こると思います。私自身も祖父が亡くなった時には大きな気づきや変化があったり、引越によって変わることもありました。
このような観点で見た時、戦後日本を牽引してきた中心人物が亡くなるということは日本が大きく変化するときと見ることができます。
そしてこのことは同時に、戦後アメリカの属国となっている状態を卒業することを意味すると思います。極端な言い方をするなら自民党はアメリカの傀儡政権であり、それが終焉を迎えるということはアメリカから自由になることと同義だからです。
令和哲学では戦後のアメリカに従属する日本をステージ2の日本と位置づけ、日本人はとにかく原因にならないことを優先しリーダーを嫌い、激しく自己否定をすると言っています。このようなことを言うと不快に思われる方もいらっしゃると思いますが、意識していない何気ない瞬間の私たちを観察してみるとあながち否定はできないこともまた事実でしょう。
このステージ2の日本はアメリカが自民党を通して創ってきたものであり、このステージ2を卒業するということは、全く新しい独立した日本を創建する次のステージ3に移らなければならないのです。
ではそのステージ3の日本とはどのような日本なのでしょうか。
それは主体性を持ってピースリーダーシップを持って世界をまとめる日本です。
今、世界中には核戦争の危機や環境破壊による2050年問題、シンギュラリティの危機、少子高齢化、そして貧富の格差など、問題が山積みですが、それらの問題を一掃できる文明の大転換。物質文明から精神文明への大転換を先頭きって導くのがステージ3の日本であり、そのための新しい教育、経済、政治、文化、芸術。そして今までにない全く新しい共同体秩序を創ることで、鬱ゼロ、自殺ゼロ、殺人ゼロ、戦争ゼロの社会と世界を創ることができるのです。
これは明治の日本を見て言えば令和維新に他ならず、nTechによる教育革命から出発する全世界を取り組むルネッサンスでなのです。
今回の事件は、このような日本の大きな大きな転換となる事件になることは間違いないと思います。何かがおかしいと考え始めている皆さんと共に新しい日本を創っていけることを楽しみにしています。
最後に、戦後の日本を引っ張ってきてくださった安倍さん、本当にありがとうございました。安倍さんの志を感じつつ、感謝の気持ちを持ちながら受け取ったバトンを未来へとつないでいきたいと思います。
本日も最後まで読んでくださりありがとうございました。