宇宙水準点

宇宙水準点〈世界基軸教育と令和哲学〉

令和哲学者 NohJesu と共に歩む令和維新の道〜世界基軸教育によって人類がワクワクでひとつになる〜

正しい絶望について考えてみる

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みなさんは、自分の見ている認識画面が隣の人と同じものを見ていると思いますか。

 

例えば、赤いものを見たときに「赤だ」と言ってその事実を共有すると思いますが、果たしてその赤は全く同じ赤色を見ていると言えるでしょうか。

こいういう具体的な言い方をすると、ほとんどの人は違う赤を見ていると答えると思います。違う赤を見ているとすると、赤以外の色も違うし、色だけにとどまらず形も微妙に違ってくると考えるのが自然でしょう。そしてさらに、視覚だけでなく、聴覚、味覚、臭覚、触覚全てにおいて違ってくると考えられます。

 

このように5感覚で認識する情報が全然違う状態で、隣の人を理解できるでしょうか。まず無理ですよね。だから一番大切な人でさえ、「なんでわかってくれないの?」と暴力になってしまうのです。そしてどちらかが我慢するという関係になってしまいます。

 

時代的な流れを見てみると、全体主義の時代は王様の認識画面に他の人は合わせて我慢を強いられる時代でした。時間が流れると、暴力はイヤだということで、次は財力で統一する時代になります。それまでは言葉で制圧していたところから、例えば車やスマホなど商品で制圧する時代になっていきます。

ところが暴力から財力に変わったところで、その認識画面の違いを解決できるわけではないので、我慢を強いられることには変わりありません。結局のところ、その違いを力で制圧しているというのが人間の現在地なのです。

 

どう足掻いても、この違いを均一化してみんなが我慢のない生き方をすることは無理であること。このことをわかることが正しい絶望への一歩なのです。

 

それが本当に明確にわかってしまったら、極端な言い方をすると、人の前で言葉を発することはできなくなってしまうでしょう。なぜなら相手と共通点が0なのだから。何も共有できないから理解なんて不可能。口を開くのが愚かと言っても過言ではないでしょう。

 

この正しい絶望があってこそ、初めて正しい希望に行けるのです。

 

そしてその正しい希望というのが1間点。今ここ1間点を使って歓喜で溢れ、隣の人と同じ認識画面を見ることができること。その人と人が繋がってビジョン同盟を組む人が増えていくことで、人類700万年のパラダイムを越えて恒久世界平和が創出できる。

あの人よりもいい生活をしたいとかの目標ではなく、1間点が裏にある今ここのプロセスを感じながら生きること。それがあって表情、ホルモンが変わって人に影響を与えていくことができるのです。

 

本日も最後まで読んでくださりありがとうございました。