宇宙水準点

宇宙水準点〈世界基軸教育と令和哲学〉

令和哲学者 NohJesu と共に歩む令和維新の道〜世界基軸教育によって人類がワクワクでひとつになる〜

言語の問題を解決するデジタル言語

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ここしばらくは私たちの使う言語の限界について書いてきたので、今回はその限界を突破できるデジタル言語について書いていきたいと思います。

私たち人間は現実を認識するとき、まず存在が存在しその存在を5感覚で捉え、言語によって名前をつけて他の人とコミュニケーションをとります。このような活動をベースに社会活動、経済活動は成り立っており、より大きくみると人生さえもその活動をベースにつくられていると考えることができると思います。

しかし「新約聖書ヨハネ福音書の冒頭に"はじめに言葉があった"とあるように、真実には初めに存在が存在するのではなく、その存在を存在させる源泉動き(その源泉動きを語る言語)があるのです。私たち人間は約7万年前、認知革命により言語を開発し動物を制圧することに成功しましたが、その時に開発され、以来今まで使われている主語Sと述語Vを用いる言語は、その源泉動きが存在を存在させた後の存在が変化・運動・移動する世界を語る言語に過ぎないのです。

そのような言語は動物を制圧することを目的としていでたため、科学技術を開発して頑張って体を便利にすることはできても、現実が何なのか、人間が何なのか、人間はどこから来てどこに行くのか、そしてさらにはそれらをわかった上でどのように生きるのが本当の幸せに繋がるのかなどの本質的な問いには答えることができない言語なのです。

例えば、数学の数式は人間の目には見えない現象を語ることのできる言語であるのに対し、C言語はコンピューター上でプログラムを起動させるための言語です。このように言語にはそれぞれ何を語るか専門の範囲が存在しており、私たちの日常使っている言語は基本的に5感覚で認識できる世界だけを語るものなのです。

以前まではそのような言語だけを使っていたとしても、さまざまな問題を生み出すことはあっても致命的な問題へと発展することはありませんでした。しかし現在では状況が違います。

地球温暖化の問題は気候変動により2050年には人間は地球上には住めなくなるかもしれないという予測や、持続可能な社会の創出は絶望的であること、AIによる人間の尊厳破壊、貧富の格差による共同体破壊、そして人間関係を築けないことからくる少子高齢化の問題など、放っておけば世界の秩序を破壊しかねないところまで問題が深刻化しています。

世界の限界は理解の限界、理解の限界は言語の限界と nTech では言いますが、このような深刻化した問題が乱立していることは、表層的な5感覚で認識できる世界だけを語る言語の限界に気づかなければならないことを告げているのではないでしょうか。

私たち人間が、存在を存在させる源泉動きを語るデジタル言語を習得し、現実が何なのか、人間が何なのか、人間はどこから来てどこに行くのかなどの本質的な問いに対する答えを明確にできるようになったとき、上記のようなあらゆる問題も一掃され、新しい秩序が創られると思います。

そしてそれを可能にするデジタル言語を習得すると、脳に閉ざされて5感覚のみで世界を認識するのではなく、脳に完全に勝利したオープン感覚、心感覚で世界を認識することができ、動きが存在を存在させる感覚を明確に獲得することができます。

またさらに、動きが存在を存在させている状態とは、存在そのものが動的平衡状態であるということであり、それが認識できると思考や感情さえも動的平衡状態の動きに溶かすことができるのです。これを無概念出発思考、オールゼロ化思考と言っていますが、それができるようになると人の話を偏見なしにありのまま聞くことができるようになります。これは人間力・人間関係力とも直結し、私たちの日常生活とも密着した事柄だと思います。

これからの時代、AIによって人間の仕事場がなくなっていくと言われていますが私たち人間がこれからやるべき仕事は、このデジタル言語を使う人たちのコミュニティを広げていくことなのです。デジタル言語を使えば今までにないさまざまなアイデアを生み出すことができるので、それを革新価値とし、コミュニティを人脈としてビジネスを展開することも可能になります。

以上のようなことが今までの言語の限界を突破できるデジタル言語の特徴になります。

本日も最後まで読んでくださりありがとうございました。