宇宙水準点

宇宙水準点〈世界基軸教育と令和哲学〉

令和哲学者 NohJesu と共に歩む令和維新の道〜世界基軸教育によって人類がワクワクでひとつになる〜

スッタニパーダ"犀の角"のnTech からみた勝手な解析⑦

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今日もやっていきますスッタニパータ犀の角。

 

解析をしようと思った背景はこちらです。

hyperconnection2012.hatenablog.com

 

47.われわれは実に朋友を得る幸を讃め称える。自分より勝れ、あるいは等しい朋友には親しみ近づくべきである。このような朋友を得ることができなければ、罪過のない生活を楽しんで、犀の角のようにただ独り歩め。

 

罪過は"つみとが"と読み、意味は漢字の通り罪、あやまちです。

 

だからこの詩文の意味は、私たちは本当に同じ志を持つ友を得ることの幸せを大いに賞賛する。自分より優れ、または同じくらい賢い友人には親しんで近づくのが良い。このような友人と出会えないのなら、罪を犯すことなく生活を楽しみつつ、犀の角のように独り自らの道を行け、といったところでしょう。

 

仏教では、人生をともに歩む賢い同志と出会うことを勧めている一方で、そのような人と出会えなければ、一人で自分の道をいくのが良いという教えがベースにありますが、この詩文はそのことを詠っているのだと思います。

 

しかし、nTechではそのような人間との出会いの前に絶対的真理、仏教でいう法と出会うことを教えています。この詩文は人間である同志との出会いを語っているので、そもそもnTechからみると解析の余地がありませんが、それで終わってしまっても面白くないので、その朋友を絶対的真理とみて以下のように考えてみました。

 

今の時代を生きる人は絶対的真理を獲得して、遊び感覚、ゲーム感覚、祭り感覚を得る必要があります(朋友を得ることを称賛)。今までは99.7%は現実で、0.3%だけ絶対的真理を使って人間は生きてきましたが、nTechと出会ったなら今度はその逆、99.7%は絶対的真理で、残る0.3%を現実で生きることを楽しむようにするのがいいでしょう(優れた朋友には親しみ近づくべき)。

 

そしてもし、絶対的真理と出会っていないのなら、この時代には何が必要なのかをもっと考え、自ら追求する必要があると思います(犀の角のように独り歩め)。そうすることで、絶対的真理と出会う準備をすることができると思います。

 

48.金の細工人がみごとに仕上げた二つの輝く黄金の腕輪を、一つの腕にはめればぶつかり合う。これをみて犀の角のようにただ独り歩め。

 

こちらは文章そのままの意味でしょうが、ここの輝く黄金の腕輪というのは優れた人の例えと見ることができますね。

 

だから、一人ひとりは優れた人であっても、その人二人が同じところにいれば衝突がおこることは避けられない。独り自分の行くべき道を行け、といった意味でしょう。

 

nTechからみても、人と人が出会えば摩擦衝突が必ず起こると言っています。というのは、人間は1分1秒も自分の見ている世界を共有することはできないし、相手の見ている世界を見ることもできないので、どれだけ親しい人であってもわかりあうことは100%不可能だからです。

 

でもnTechでは、だからと言ってわかり合えないならその人と別れろというのではなく、自分の見ている宇宙から外に出ることを勧めています。9禅定の9段階目、想受滅定、滅尽定の世界、脳に勝利し完全に制圧した世界に行くことで、隣の人と尊厳関係を構築できるようになるのです。

 

今日も最後までありがとうございました。