今回は世界経済について気がついたことを、少しだけ書き留めておこうと思います。
今、中国やインド、マレーシアなど以前は賃金の低かった国が経済成長を遂げ、各国物価が上昇しています。またそれに加え、ウクライナ危機により世界的にも物価が上昇する現象が起こっています。
それらの影響でそれぞれ大豆や小麦、鶏肉などを輸出するのではなく自国内で消費する傾向が出てきている現状があります。国内供給を安定させる意図もありますが、物価が上がった今となってはわざわざお金と労力をかけて外国に売る必要もないというスタンスもあるのではないでしょうか。
19世紀の終わり頃からグローバリゼーションが顕著になり、時代に応じてその形を進化させてきましたが、今になってある意味ブロック経済的な自国内で経済を回す傾向が見られ始めており、そのグローバリゼーションの終焉を迎えつつあるのかもしれません。
これは世界経済の構造的な変化であり、今までのような金融政策ではバランスのとりようのないことだと思います。食料自給率37%の日本にとってはまさに死活問題であり、量的緩和と金利の調整ではにっちもさっちもいかない状況になっています。
このような構造的変化に対して日本はどこに活路を見出すべきなのか。
それが条件状況に左右されず日本の内需を活性化できる令和哲学と世界基軸教育による認識経済なのです。認識経済は多少の食糧危機くらいは乗り越えられるポテンシャルがあり、新しい世界経済創出の起爆点となりうるでしょう。
本日もお読みいただきありがとうございました。